日本特殊陶業(5334)
日本特殊陶業(5334)は、自動車などの燃料に着火させる「プラグ」のメーカーとして創立し、今ではセラミックス技術を応用して、電子部品、医療機器および燃料電池なども手掛けています。自動車用プラグ、排気系センサーで世界一です。
2024年3月期(1/12時点)の投資指標は、
予想PER:9.3倍
PBR実績:1.23倍
予想配当利回り:4.25%
予想1株配当金:160
財務状況は以下のとおりです。
線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)、PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)からは割安感、割高感はそれほどありません。
配当利回りは4%以上です。
自己資本比率は60%以上です。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は直近0.29で、利益剰余金は有利子負債の4倍程度となっています。
過去4年の業績は以下のように推移しており、2023年3月期に過去最高益を達成しており、四季報の業績予想によれば、2024年3月期、2025年3月期もその記録を更新するようです。
また、配当についても下記のとおり、増配を発表いています。
中期経営計画では、2025年、2030年の目標を下記のように掲げています。
直近の業績は、通期経常利益予想に対して、中間で56.5%の進捗です。
目標株価コンセンサスは3561円で、現在の株価3764円とほぼ同程度です。
今月末が3Q決算になりますので、どのような結果が公表されるか楽しみに待ちましょう。