手塚治虫ファン大会2014に行ってきました。実は、私は、このような大会への参加ははじめてで、こんなおじさんが参加して浮いちゃわないかな?などと少しドキドキしながら会場に向かったのですが、参加者は私と同年代か、それ以上の方が大半で安心しました。そして、このような会合ならではの貴重な映像やお話しがたっぷりと聞けてとても幸福な時間を過ごすことができました。
プログラムと簡単な感想を下記します。
・手塚プロ松谷社長の御挨拶
→はじめて生の御尊顔を拝見しましたが、全くの他人に思えなかったな。尊敬。
・小林準治さんの秘蔵アニメ&more
→アニメーターって本当にすごい!尊敬。
・秘蔵映画上映会
→高田馬場にあった手塚プロの様子が紹介されていました。兵どもが夢のあと。。
・森さんに聞け!
→今のうちに、ご存じの事、調べられた事を後世に残していただきたいものです。尊敬。
・お宝鑑賞会/手塚女性キャラ総選挙
→手塚先生の肉筆は、自分が所有するのは緊張してしまうので拝見するのが一番。
・抽選会
→残念。。。
・スペシャルトークショー(難波弘之さん。中野晴行さん、手塚るみ子さん)
→難波さん、筋がね入りのファンですね。尊敬。
本当に参加して良かったです。来年もまた参加したいと思いました。
一方、参加者に若い人がとても少なかったように思いました。手塚先生が召されてから25年も経過し、特に若い世代のファン層が薄くなっているからだと思います。手塚先生関連の出版物は現在もたくさん世に出ていますが、新作ではなくマンガの古典といったポジションなので、あえて古典を勉強したい人以外の一般の読者には手塚作品が読まれなくなっているのが現実でしょう。確かに、若いファンの開拓は難しいと思います。アトムやブラックジャック、火の鳥などは、若い人も結構読んでいるので、手塚作品は、確実に読み継がれていくと思います。ファン大会は、特に熱心な人への情報発信ということで良いかもしれません。
私は、手塚先生が天国に召されてから手塚先生のファンクラブに入会しました。自称大ファンだった私にしては、遅すぎと言われそうですが、それまでは、いつもどこかの雑誌で、手塚先生の作品を読むことができたので、それで十分満足していたのです。また、ファンクラブに参加することが、なんか恥ずかしいように思われ躊躇していたこともあったと思います。でも、先生がいなくなり、作品が発表されなくなると急に寂しくなり、手塚的雰囲気を求めてファンクラブに入ったのです。今では、関西出張のたびに宝塚の記念館にもよく行っています。
でも、やはり先生がいないのは残念です。