先日ピアノの森のことを書きましたが、そういえば、これまでマンガで「すかっと」感動したことがたくさんありました。
思い出し出し列挙してみます。時代順不同。
「六三四の剣」
子供の頃から剣の道に励んできた六三四が、宿命のライバル修羅との死闘をくりひろげ勝利する。互いにいろいろなものを背負っておりみんな感動したことでしょう。この時の少年サンデーは私の宝物として大切に持っています。
「1・2の三四郎2」
1970年代に少年マガジンで連載されていた人気作品の続編。三四郎達が大切に守ってきた大衆スポーツとしてのプロレスを破壊し、ショー的要素を除外して、よりリアルリティのある格闘技を主張する赤城との死闘に息を飲みながら頁をめくった。そして、快勝!すかっとした!
「タッチ」
双子の兄達也が、急逝した弟克也、幼馴染の南などの想いを引き継ぎ、夢だった甲子園出場を実現する。いわゆるスポコン物と一線を画した自然体な表現だったが、感動した。「タッチ」というタイトルも、たいへん深い意味があったことを、だいぶ後になって知った。
「がんばれ元気」
主人公の堀口元気が、父がボクシングの試合で命を落とすことになった相手世界チャンピオン関拳児との闘いで勝利!田舎で元気の帰りを待つ祖父母のもとへ帰って行く。きちんと戦い、きちんと勝つ。どろどろしない、気持ち良い読後感だった。
まだまだあると思いますがひと休み。やはり、スポーツ物ばかりですね。 もしかしたら、ピアノの森は、スポーツ以外ではじめて「すかっと」した作品かもしれません。
(続く)