受験が終わった後、待っていたかのように、息子はインフルエンザにかかり、少し後に腸炎になりました。受験の時ではなくて良かったと思います。リラックスしていたように見えた息子も大変なストレスを抱えていたようです。
受験当日、私も学校までついて行きました。休日で朝の早い時間の電車はすいていました。目立つのは、私たちと同じように受験をする親子連れでした。親たちはもちろん心配そうにぺたっと付き添っていますが、子供たちは一様に押し黙り虚空を見つめている緊張した面持ちでじっとしています。みんな、これまで一生懸命にがんばってきた子供たちです。たぶん、私たちも同じだったのでしょう。
発表の光景も忘れられません。発表時間の10分前くらいには、すでにたくさんの人が学校に集まっています。親子はもちろん、孫の替わりに発表を見に来たおじいちゃん、おばあちゃん、塾の関係者などが群衆を形成し集まっています。その場には、たくさんの人がいるのですが、あまりおしゃべりしている人はいなくてシーンとしています。本当に沈鬱な重い空気に包まれていました。長く感じられる時間でした。
そして、発表の時間。合格者の受験番号が書かれた掲示板がオープンになると。。。
子供には確かに大変なプレッシャーとストレスがかかっていたでしょう。
今遊びまわっている息子に、少しだけ変化がありました。ちょっとだけ、ききわけが良くなったように思います。
月並みですが、少し、大人になったのでしょうか?