森繁久彌さんが亡くなられた。

どういうわけか、私は森繁さんが好きだった。私の父が好きだった影響もあるかもしれない。
最初はテレビ。ビデオが出てからは森繁さんが出演された映画をたくさん見た。
社長シリーズでは「サラリーマン忠臣蔵」が好きで今も時々見ている。
一番印象に残っている映画は、「警察日記」。子沢山の正直な巡査を好演していた。

そのうちに、森繁さんに関する本をいろいろ読み始めた、森繁さんの自伝はとても面白く、満州から引き揚げた人々の記録としても貴重だと思う。これらの本を読んでから森繁さんという人間そのものが好きになった。ここいらは手塚先生と似ている。

森繁さんは猥談の名人だったとか。こういうところも好きである。

96歳。嗚呼。。

ところで、「珍品堂主人」という映画がある、私が敬愛する井伏鱒二の原作で、私の骨董趣味からも興味深いのだが、テレビ放映やDVDが出ないのでまだ見れない。いつか見たいものである。