
ところで、肝心の漫画雑誌ですが、バックナンバーの多くは欠けておりすべて保存されているわけではありません。少年画報などは全部で5冊くらいがさびしく置かれているだけです。漫画少年も少しだけしかありません。
また、ひどいときには、いつの時代かわかりませんが心ない人によって切り取られているものもあります。たとえば、鉄腕アトムの連載開始時や冒険王版どろろの最初などはありません。また多くの綴じ込み付録も切り取られており、魔神ガロンの立体カレンダーなどもありません。これにはがっかりしましたね。。
また、保管の対象は、本誌だけなので付録についている漫画の小冊子は保存されていません。当時は本誌に数頁だけ導入部が掲載されており、「この続きは付録を読んでね」というものが多いので結局作品を通して読めないのです。
まして、付録の組み立て付録などはもちろんありません。ただし、どのようなものだったかは、「ふろくの頁」に組み立て方や遊び方が書いてあるので想像することはできます。また、次号予告の頁にはカラー図解などで詳しく紹介されていますので貴重な資料となります。今回は手塚作品関係を中心に関係ある頁を複写依頼してできるだけ情報を集めることにしました。
ただし、一度に閲覧できる冊数が決まっていますし、出てくるまで結構時間がかかり、また複写にも時間がかかるので、朝から出かけても資料請求できる回数がせいぜい3回くらいです。これからまだ何回もいくことになると思います。でも趣味ですから楽しいものです。