マンガ評論が読めなくなってきました。

最近大きな書店や図書館に行くことが多くなりました。家族みんながそれぞれのスタンスでいられる貴重な空間だからです。奥さんは、いろいろな女性雑誌コーナーを行ったり来たり。息子は、絵本コーナーでポケモン。そして私は、マンガと模型雑誌などで必要な情報をチェックしています。

立ち読み防止のためか、雑誌をひもで縛っている書店が多くなりましたね。デジタル万引きなどという予想外のこともおこっているので、しょうがないけど、ちょっと残念。表紙だけで判断するのに抵抗があるため、私の場合は雑誌の購入が減りました。

ところで大きな本屋さんには必ずマンガ関係の本を集めている書棚がありますが、実にいろいろなマンガ関係の本が出てますね。マンガ入門、評論、ファン本、マンガ家さんの自伝など本当にたくさん出ています。

大家となられたマンガ家さんの自伝は、同じ時代を一読者として共有してきた私にとっては、とても興味深く、手塚先生、トキワ荘の作家なども頻繁に登場するので必ず目を通します。成功した人が書いているせいか、以外に苦労話は少ないのですが、マンガ家という夢を売るような職業の特性かもしれません。

逆に、マンガ評論関係の本はほとんど読みません。別に否定している訳ではありませんが、私は子供の頃からマンガばかり読んでいたので、マンガ脳になってしまい、ぽちぽちと字を追いかけて文章を読むのがおっくうになっているのが大きな理由だと思います。また、マンガ研究会みたいなことをやっていたので、マンガ評論に飽きているのかもしれません。そういうのは、ちょっと疲れましたね。。

でも、いま私のＨＰに新しいコーナーとして今まで読んできたマンガのことを書きつづるコーナーを企画しています。評論みたいな論調ではなく、このブログの内容を膨らまして、こてこてのファンの立場で書きたいことを書いていく予定です。これは、マンガを通しての自分史になると思います。

捨ててしまった膨大なマンガ達へのレクイエムとなるかもしれません。