このところ昔の手塚グッズがなかなかゲットできない。とても高価なものになってしまった事、モノ自体がなかなか古物市場に出てこないのが大きな理由だ。まあ、よく出てくる物はあらかた手に入れてしまったこともあるかもしれないが。。

昨年は手塚先生生誕80年だったが、それほど盛り上がっていなかったように思う。もう、手塚先生は前時代の大先生というイメージになってしまったのかな?とすこし淋しい気分である。その割りに手塚キャラを使った商品はまだまだ多い。

このあいだも、とあるコンビニに行ったらアトムの絵がせ描かれているポスターが貼ってある。キャンペーンをやっていて、そのコンビニの商品に貼ってあるポイントシールを20点分集めたら景品をもらえるというものである。条件反射的にがんばってしまったが、景品を良く見るとアトムのイメージで現在の一流デザイナーの人がデザインしたもので、私の定義では手塚物ではなく、後にアーティストが手塚キャラのイメージをもとに自分の作品としてまとめあげた「手塚系」グッズだった。他にもストラップ用人形、ボトルキャップ、グラスなどが次々と企画されている。いずれも手塚系グッズだ。

昔のグッズのように手塚先生が描いた絵を忠実になぞったものは少ない。もちろん手塚先生はこの世にいらっしゃらないので当然だが。。

そして、昔のグッズは一部の数寄者が収集し鑑賞する対象になっていくのだろう。なかなか手に入れられないわけだ。やはり、どこかに手塚グッズ博物館のようなものができたらいいと思う。見たい時にそこに行けばいいし、私の部屋はすっきりするのにね。