私の近況。

あいかわらずネットオークションをやっています。今や専門店に足を運ぶよりネットでモノを買うほうがずっと多くなっています。そんなコレクターは増加していると思います。一般の売りたい人もネットに出品しているので、店に持ち込んでの買い取りも減っているようです。

それならというわけで、店舗売りをやめて、インターネットだけでモノを売っている業者もちらほら出てきました。今やネットオークションは、プロアマ混在のフリーマーケット状態です。でも活況になることは悪いことではないと思っています。

私は、ほぼ毎日「お気に入り」に入れてあるキーワードで気になるアイテムをチェックしてています。この作業、手塚関連グッズは、膨大な数が出品されているので、かなり大変です。でも、時折ではありますが「お~!」というモノを発見した時の快感がたまらず、こつこつとマウスのクリック動作を続けています。

ただし、いいものが見つかったからといって、落札できることはまれです。たいていのアイテムは、私だけではなく、他の人も「お~!」なのです。特に手塚キャラ関係のグッズは熱心な方が多く厳しい競争になってしまうんです。そうなると、財力で劣る小生はあきらめるしかありません。へたに頑張って、結果的に相場を上げることになっては自分の首をしめることになるので様子を見て入札に参加しています。

欲しい品物をあきらめた時は、やはり少しがっかりします。でも、古物の世界は、お金があるからといって必ずしも希望の品物が自分のところに来るわけではありません。自分の経験では、その品物を想い続けていると、いつのまにか、自分の前に現れるものなんのです。いわゆる、縁でしょうか。だから、今回だめでも、いつか、またチャンスがあるさ。と自分に言い聞かせて納得するようにしています。

実際。おもちゃは量産品なので結構たくさん世の中に出ているので再会する確率は高く、最初より状態が良いものを安く入手できることも結構あります。かれこれ6年くらいネットオークションに参加してきましたが、その間にたった一回しか出品されていないというものは、ほとんどありません。無理は禁物です。

ただし、最近はあきらめが早くなっているようで、これはすこし気になります。欲しいものに対して、あまり淡白になってしまうと、コレクターとしては「黄色信号」だと思うのです。そして想いがなくなると、理屈ぬきに品物は自分のところに来なくなります。これは不思議ですが、本当ですよ!

あくまでも趣味ですから、どのようなことに意義を見出すかは、個人の自由です。淡々と古(いにしえ)のおもちゃを眺め、お茶を一服というのもいいかもしれませんが、小生としては、まだ当分の間は物欲的行動に走っていようと思います。私の元気の素でもありますからね。その点、手塚グッズの世界が奥深くて、とてもよかったです。一個人では永遠に解明できそうにない迷宮なので、ずっと没頭できそうですからね。。


(2005.6.19)