気がつくとこのコーナー。だいぶさぼっていました。いいわけしますと、「アトムの年」でひさしぶりに話題が多く、ファンとして対応に追われていたこと。プロジェクトなるコーナーを作ったので、そちらで忙しくゆっくりエッセイなどを書く気にならなかったことなどが挙げられますが。。。一回休むと。また、再開する時は、より大きいパワーが必要になるのが最大の理由だったと思います。

ちなみに、この「手塚マンガとその周辺」というコーナーのエッセー作成頻度に注目すると、2001年は27回!。2002年は9回。2003年は4回。。。。という具合でした。

私事ながら、このHPを立ち上げてからちょうど3年になります。この間、基本的には毎週休まず新しい内容を追加しながら更新してきました。たぶん、一回休むとしだいに更新のインターバルが長くなり。ついには、長期お休みとなってしまう事が予想されたので、これだけは頑張ってきました。

我ながら、よくネタが続いたものだと感心しますが、おもちゃの世界がなかなか奥が深く、内容も多彩だからでしょうね。私自身、まだまだ、知りたい事がたくさんあります。特に昨年はだ玩具、お菓子のおまけ、雑誌のふろくなどに入り込んでしまいました。これらは、なかなか資料も少ないのですが、長年気になっていたものだったんです。

いくつかは、自分で調べたり、皆様に教えていただいたりして、プロジェクト室に「謎の手塚キャラ塩ビ人形シリーズ」、「三つのW3ガムの箱」、「ふしぎな少年ブック」などを掲載しました。引き続き、いろいろ調べたいと思っています。ご協力よろしくお願いいたしますね。

その他の領域として気になり始めたのが、衣料品。
ネットオークションなどをチェックし始めてから、いろいろなアイテムがあるものだと再認識しました。衣料品などもその一つです。昔の布などが結構出品されていてますが、どれも、素晴らしい色彩とデザインなんです。手塚先生は、こちらの分野でもたくさん絵を書かれていたんですね。もちろん、アシスタントの方がサポートしたんでしょうが、一体、いつ描く時間があったんでしょうね?おもちゃ、雑誌などは、それなりに資料がありヒントが得られるのですが、衣料品などは、どうやって調べたらいいか想像もつきません。
また、イベントキャラ。企業キャラ。なども色々新事実が出てきそうです。手塚先生は頼まれると基本的には対応していたようなので、地方の会社、イベントなどのキャラをたくさん描かれたらしいのです。

アトムのアニメ化以前は、版権の管理も不十分で、エビデンスもあまりないため、はっきりしないのですが、手塚先生が関わられたらしいというものが、結構あります。本当かどうかを調べる手立てとしては、当時の関係者の伝聞情報だけが頼りです。30年以上も前の、それも、本当に些細なことなのででしだいに風化しているのが実情です。可能なだけ調べて資料を残していきたいと思います。

手塚学本流のマンガ関連は、研究している人も多く磐石ですが、その他の領域はいまだ、巨大な暗黒大陸のごとく、地図が描かれていない状況です。せめて、体系化の第一歩として項目のリストアップくらいはしてみたいと思います。一応、これが今年の目標です。。。。大胆な事言ってしまいました。

(2004.1.17)