日本で、おもちゃの収集が本格的に行われるようになったのは、昭和40年代後半から50年代のはじめころだと思います。ミニカーとかオキュパイドジャパンのブリキを集めていた人はいましたが、怪獣のソフビ人形とかプラモデルを集めようなんて人は、皆無でした。そのうち、ブリキのおもちゃが注目されるようになり、コレクターが増えはじめました。しかし、専門店はまだなく、古物店などでたまにおいてある程度でした。その当時のコレクターは、骨董市をのぞいたり、地方のおもちゃ屋の売れ残りを探したりしながら、手に入れたおもちゃについて一喜一憂していました。
どこかの人が古いおもちゃ満載の倉庫をまるごと買い取ったなんていう伝説が生まれたのもこの頃でした。
今日の古いおもちゃブームは、怪獣コレクターの出現によるところが大きいと思います。たぶん、ウルトラマン世代の人が、経済力を持ちはじめ、マルサン、ブルマークのソフビ人形を買いまくりはじめたんです。熱狂的なマニアが輩出し、少し珍しいものは、驚くほど高額になっていきました。儲かるとなると、専門店がどんどん出現しそれぞれが一生懸命商品を発掘するので、怪獣だけでなく、超合金、変身サイボーグなど他の分野も開発され、専門店は大変バラエティに富んだ品揃えになっていきました。
最初に古いおもちゃを集める人が現れてから20年以上経過し、その頃発売されていたおもちゃがすでに、古いおもちゃとして、専門店に並びはじめています。もう、アンティークトイの分野がほぼ確立したといって良いかもしれません。
ただ、手塚物は、昔からそれほど多くありませんでした。アトムは。人気がありましたが、他のキャラクターのものは、あまり、店頭に置かれていませんでした。むしろ、鉄人28号の方が人気があったように思います。手塚先生というと、マンガの評価が高く、おもちゃに興味を示すファンが少なかったせいかもしれません。
競争相手がいないため、私は、比較的、安価で手塚物のおもちゃを集めることができました。アトム以外は、余り詳しく知っている人がいなかったんです。本当に幸運でした。
(2001.2.24作成)
どこかの人が古いおもちゃ満載の倉庫をまるごと買い取ったなんていう伝説が生まれたのもこの頃でした。
今日の古いおもちゃブームは、怪獣コレクターの出現によるところが大きいと思います。たぶん、ウルトラマン世代の人が、経済力を持ちはじめ、マルサン、ブルマークのソフビ人形を買いまくりはじめたんです。熱狂的なマニアが輩出し、少し珍しいものは、驚くほど高額になっていきました。儲かるとなると、専門店がどんどん出現しそれぞれが一生懸命商品を発掘するので、怪獣だけでなく、超合金、変身サイボーグなど他の分野も開発され、専門店は大変バラエティに富んだ品揃えになっていきました。
最初に古いおもちゃを集める人が現れてから20年以上経過し、その頃発売されていたおもちゃがすでに、古いおもちゃとして、専門店に並びはじめています。もう、アンティークトイの分野がほぼ確立したといって良いかもしれません。
ただ、手塚物は、昔からそれほど多くありませんでした。アトムは。人気がありましたが、他のキャラクターのものは、あまり、店頭に置かれていませんでした。むしろ、鉄人28号の方が人気があったように思います。手塚先生というと、マンガの評価が高く、おもちゃに興味を示すファンが少なかったせいかもしれません。
競争相手がいないため、私は、比較的、安価で手塚物のおもちゃを集めることができました。アトム以外は、余り詳しく知っている人がいなかったんです。本当に幸運でした。
(2001.2.24作成)