プログラミングの勉強を始めると、
「開発環境」という言葉を
よく目にしますよね。
この、開発環境とは
一体何なのかを、
説明したいと思います。
開発環境とは何かを
知っておかないと、
プログラムを書く前の段階で
つまずいてしまい、
一行もソースコードを書くことなく
挫折してしまうかもしれません。
逆に、開発環境について
きちんと理解していると、
開発環境をすぐに構築し、
自分の手でプログラムを
書き始めることができます。
Javaのプログラムを書き、
実行するには、
少なくとも3つのシステムが
必要です。
まず、Javaのソースコードを
書くための、「エディタ」が
必要になります。
エディタは、ただ文字を書いて
保存できれば良いので、
極論を言えば、
付属の「メモ帳」などでも
良いわけです。
しかし、世の中には、
ソースコードの記述をすることを
目的とした、専用のエディタというものが
存在します。
それを使うことで、
ソースコードを見やすく色分けしたり、
変数の名前を一括で変更できたりと、
開発が随分楽になります。
この「エディタ」を用いて、
Javaのソースコードを書くわけです。
次に、書いたソースコードから
実行ファイルを生成する、
「コンパイラ」というシステムが
必要になります。
ソースコードは、
言わば人間の言葉で
書かれたもので、
コンピュータはこれを
理解することはできません。
そこで、ソースコードを、
コンピュータにわかる言葉に、
言わば「翻訳」するための
システムが必要になります。
これが、コンパイラです。
最後に、
コンパイラによって生成された
Javaの実行ファイルを
実行するためには、
「JRE」というものを
用意する必要があります。
JREとは、Java実行環境とも呼ばれ、
Java実行ファイルは、
このJREを土台にして実行されます。
JREがなければ、
せっかく作ったJavaプログラムも、
実行することができません。
これら3つを合わせて、
Javaの「開発環境」と呼びます。
Javaを使って何かを
開発している人は、
皆このJava開発環境を
PCに構築しています。
このJava開発環境を
PCに構築する手順を
ざっと説明します。
まず、「JDK」というものを
インストールします。
JDKとは、
Java Development Kitの略で、
上の3つのシステムのうち、
Javaコンパイラと、
Java実行環境が含まれています。
次に、「Eclipse」という、
統合開発環境を
インストールします。
Eclipseは、
上の3つのシステムのうち、
エディタを提供してくれます。
また、Eclipseには、
書いたソースコードを
ボタンひとつで
コンパイル(機械語に翻訳)し、
JRE上で実行してくれる機能も
付属しています。
以上が、開発環境に関する
簡単な説明です。
もし、あなたのPCに
まだ開発環境が
構築されていないなら、
今すぐ以下のサイトを見ながら、
Java開発環境を構築してみましょう!
Windowsなら、こちら
Macなら、こちら
