一旦プログラミングに
苦手意識を感じてしまうと、
プログラミングの勉強を進めるのは
なかなか難しいですよね。
苦手意識があると、
実は簡単なことでも、
なかなか理解しようと思えず、
覚えられません。
しかし、そんな苦手意識を
解消してしまうと、難しい概念でも、
簡単な概念の積み重ねで、
着実に理解できます。
さて、そんな苦手意識が
生まれてしまった時の
対処法は、
「プログラミングは単なる
コンピュータへの命令なのだと
理解する」ことです。
苦手意識は、
「何のためにこのような
難しい書き方をするのかが
分からない」
という疑問から
始まってしまうことが多いです。
プログラムは、
「いかに人間が
分かりやすい方法で
シンプルに
コンピュータに指示を与えるか」
を常に目標にしています。
そのために、
一見わかりにくく見えるような
書き方をすることがあるのです。
そのことに気づけば、
難しい表記が出てきても、
「理解が深まれば、
これが一番シンプルな書き方だと
わかるのだろう」と思え、
苦手意識は生まれません。
例えば、1から100までを、
地道に足し合わせるプログラムを
書く場合を考えてみましょう。
●変数「sum」を用意し、0を代入
●変数「i」に1を代入
●「sum」の値を「i」だけ増やす
●「i」の値を1増やす
●「sum」の値を「i」だけ増やす
●「i」の値を1増やす
●「sum」の値を「i」だけ増やす
●「i」の値を1増やす
●…(同様に、「i」が
100の場合まで繰り返す)
このような指示を
実行させれば、
「sum」には答えが
入っています。
ソースコードを書くことに
慣れていない段階では、
このように日本語で
コンピュータに
指示を与えることに
慣れましょう。
練習問題として、
「1から100までの、
3の倍数のみを
足し合わせる場合は
どういう指示になるか」
考えてみましょう!
