人間は、多少文法の間違った
日本語でも、なんとなく意味を
理解することができますよね。
ですが、コンピュータに対しては、
100%正しい「文法」でソースコードを
書いてあげないと、
実行してもらうことができません。
あなたがどれだけ優れたアイデアの
プログラムを書いたとしても、
文法が間違っていたら、
一行も実行してくれないのです。
逆に、正しい文法でソースコードを
書いてあげると、あなたの素晴らしい
アイデアを、コンピュータはすべて
理解して、実行してくれます。
ですので、あなたがこれから学ぶ
Javaの文法(=専門用語で「構文」)を
きちんと理解する必要があります。
ソースコードの一文字でも
適当な文字に変えて、
実行してみてください。
ほとんどの場合、
エラーで実行できません。
これは、プログラムの
構文が間違っているからです。
あなたは英語を勉強した時、
文法を覚えてすぐに、
その文法を使いこなせるように
なりましたか?
そんなことは無いはずです。
覚えた文法を使って何度も例文を
読んだり書いたりしながら、
少しずつその文法を自分で
使えるようになっていったはずです。
プログラミング言語の構文(文法)も
同じで、英語のように、覚えた文法を
何度も使いながら、少しずつ自分の
ものにしていく必要があります。
あなたは英語の文法を
教科書で学んだ時に、
初めから頭で100%完璧に
理解できましたか?
そんなことは無いでしょう。
何度か例文を書くうちに、
感覚的に理解していったはずです。
プログラミングもこれと同じで、
初めから文法を頭で完璧に
理解しようとしてはいけません。
サンプルコードを書いていくうちに、
自然と感覚的に構文を
理解できるようになっていきます。
構文を理解する上で
最も大事なことは、学んだ構文を、
実際に使ってみることです。
勉強した構文を頭で考える
だけではなく、自分の手を動かして、
新しい構文を積極的に使ってみましょう。
さあ、もし「if文」という構文を
まだ理解していなければ、
あなたのJavaの開発環境で、
if文のサンプルを実行してみましょう!
