こんな作品を待っていた!「ゆめいろの空へ」 | SU-Ⅲ 電脳紀 Second

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基本的に雑記ですが、情報系の事も書きます。

今回の作品は、数日にわけて昨日やっと読み終わりましたNaGISA net様の「ゆめいろの空へ」

総プレイ時間は4時間とどこかで読んだ気がしたのですが、

2倍とまでは行きませんが結構かかってしまいました。


ストーリー:★★★★★

キャラクター:★★★★☆

グラフィック:★★☆☆☆

演出:★★☆☆☆

システム:★★★☆☆

音楽:★★★★☆


総合:★★★☆☆   なのですが、何ともいえない好感度で+★★!



今回もNoveliaでのプレイです。


何から書いていけばいいのでしょうか。とりあえず俺はこの作品をかなり気に入りました。

思いついた言葉で表現するなら「こんな作品を待っていた!」という。


初めに書いた通りこの作品はかなり長いと思います。

個人的に長い作品はあまり好まない傾向があるので手を出さないのですが、

今回こうして最後までやれたのはその長いストーリーを一話一話に分けているというところだと思います。

しかもそれらはただ分けられているのではなく、大体物語の中のひと月ひと月ごとなので、

ヒロインであるスピカの人との接し方の変化であったり、

主人公夏目行人との距離の変化が感じられるようになっていると思います。

またストーリーに関してもう一つ思ったことは、

読み手を無理やり勘違いさせようとしていないところ(ミスディレクションってやつですね)。

多分こうなんだろうなぁ・・・・・・、でも先がきになるなぁ・・・・・・、やっぱりそうか。

という風に、ある程度正解を予想が立つも、先が気になる展開でした。行人が死ななかった理由とスピカに関しては

ロジータの正体は最後まで謎でした(笑)

あともう一つ俺にとって予想外だったのは結末。

これに関しては書いちゃうとネタバレなので書きません。


評価ではグラフィックとか演出で★を少なくしているのですが、

少ないのが逆に作品としては+になっていると思います。

これまで読んだ作品の中では「Being」も同じような感じでしたが、

今回は本当にキャラの一部分が写っているCGもない、本当に読み手に想像させる作品でした。

やっぱり立ち絵やCGはこういったゲームにはお決まりといったイメージはあるのですが、

想像して読むのがまたこの作品の楽しみでもありました。


キャラクターに関しては、あとがきで作者さんが言ってたように

陽子と琴美の出番がもう少しあったらよかったのかなぁということで★4つ。

でもスピカは今まで読んできた作品の中でも特に気に入ったキャラの一人。

ツンデレとはちょっと違うと思う。クーデレいうんですかね?ああいうキャラは好きなほうです。

とりあえず昔観ていた「コメットさん」て番組の同名のキャラの影響で髪はピンクのイメージが。

読んでる間はそれらが合わさってリトバスの二木佳奈多を結構イメージしてみたり・・・。

実際には亜麻色だそうですよ。それからあっちのスピカさんは30~40代ぐらいだったですね。


またロジータに関しては、「ああっ女神さまっ」のウルド感MAXだなぁと。

そういえば終盤の物語の展開が、

そして彼女の行動がそこそこ女神さまに似ていた気がしたのは俺だけだろうか。

詳しくは約20年前のOVAを観てみよう!

意外と直接だか間接だかどこかしらで影響を受けたりしているかもしれませんね。


長くなってしまいましたが、これまで読んだ作品の中で、

というよりプレイしてきたフリーゲームのなかでトップレベルの作品と感じています。

評価自体は厳しめに見えますが、1位といっても過言ではない。

この作品、現在リメイク版が制作中だそうですが、ぜひともそれが完成したときもう一度プレイしてみたいものです。

それから同じ作者さんのほかの作品についてもまた読んでみたいと思います。

ということで今回のレビューを終了します。