つい先日書いたのですが、読んでいた「ずっと一緒に――」が終わりました。
電波電波と同じなすびあん様の作品。作者様にとって1作目となる作品だそうです。
まずは毎度おなじみの独断によるカテゴリ別評価。
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆ +主人公の両親に捧げる★×1
グラフィック:★★★☆☆
演出:★★★☆☆
システム:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
総合:★★★☆☆
久しぶりに読みました。というより前回は途中からぶっ飛ばしてほとんど読んでなかったのですが。
前回書いた通りストーリーに関しては大体どういう結末になるかが
序盤の主人公の回想で想像がついてしまうので、途中で少ししんどくなりました。
物語のキーワードである「お盆」と主人公の過去、ヒロインの名前などがヒントになりすぎなような。
ヒロインの名前に関してはもっとうまいこといかなかったのか。
たとえヒロインを増員してもカムフラージュは非常に難しい気が……。
とまあ初っ端からマイナス面の話題でしたがこの物語において俺が一番好きなところは
何と言ってもカテゴリ評価にあるとおり主人公の父と母。
大体両親ってほとんどカットされてたり、
笑いをとるのは主人公と仲のいいちょっと不良気味のキャラだったりするのが定番な気がするのですが、
本作は彼らがとても活躍しています。
残念ながら両親は影絵のような立ち絵での登場なのですが、
夫婦げんかを勃発させたり父親が尻に敷かれてたりと笑えるシーンはほとんど2人がやってくれます。
かと思えば終盤の主人公の背中を押すなど個人的名シーンにも父母の姿ありです。
このシーンは一番好きかもしれません。まあ古いドラマとかでよくありそうだけど。
そういえば両親ってヒロインの正体分かってたんだろうか。ていうか分かってたと思う。
しかしどこから?まさか霊来祭から?だがそんな気がする。
キャラクターに関してはスーツの女の人が謎でしたね。
もう一人のヒロイン的立場になるのかと思えば名前すら出ず正体不明のまま物語が終わってしまったので残念。
もしかして作者がプレイ後に語るカットしたものの中に活躍シーンがあったとか?そんな気がする。
特に大きな事件とかがあってハラハラする物語ではありません。
でも夏に行く田舎っていいよねっていう感じは伝わってきます。
さすが作者さん、田舎好きを自称するだけはある!俺も田舎は大好きです。
お盆と結びつけて(こういうのあったらいいなぁ)と思ったことがある人がいそうな、
そんな現実と非現実が合わさったような物語です。
お盆に故郷に帰れなかった人や夏が単純に恋しくなった人におすすめな作品だと俺は思います。
少し長いですがセーブしつつ是非プレイしてみては(ちなみに自分は4、5日かけました・汗)