今回は500Eの整備ステアリング回りの部品の交換事例です。


J-AUTO CO.,LTD. (株式会社ジェイオート) Service Factory Blog

他社整備の車両では意外に交換履歴の少ない

ステアリングシャフトのユニバーサルジョイント。

左新・右旧。


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交換はリフトアップして下から行います。


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取り外した状態


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ステアリングシャフト側に付くカラーも交換。(左新・右旧)

当たり面が磨耗しています。



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同じく、室内とエンジンルーム内を隔てる

ゴムブーツも交換。


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取付後。

今回の車両は、どちらかでギアボックスの

オーバーホールをされていた様でOIL漏れも無く

それは良い事なのですが、恐らくその脱着の際に

差込スプラインが、30度程ズレて組み込まれていました。


ハンドルの左右切れ角が違ったのはココのせいですね。

勿論、正規位置に合わせて修正取り付け完了。


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左のタイロッドも交換後間もない様ですが、

これでは向きが逆です。そのままだと

ボールジョイントブーツへの干渉や、

耐久性の面で劣化が早くなる事が考えられます。



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正しく修正取付後。



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ココも盲点なのでしょうか。

当社では気にする部分ですが取り替えられている

クルマは少ない様です。

ステアリングシャフト ベアリング抜き取り後の図。


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新品ベアリング挿入後の図。

ちなみに交換前の状態は、走行中にステアリングから

動かす度に「コキンコキン」音が出ていました。

ベアリングと先のユニバーサルジョイントのガタですね。


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ステアリングとステアリングシャフトの

スプライン合わせマークを必ず!合わせて取付!


ココが合っていないクルマも多いですが、

直進安定性に影響が出る、凄く重要なポイントです。


ココを合わせて試走し、直進時の

ステアリングセンターがズレていた場合は、

左右のタイロッド長さを調整し、合わせて下さい。