※入院中の振り返り記事です
入院中に夫に追加で買っておいてもらったもので、
一番重宝しているのがこちらの搾乳機です!!
手術の翌々日から授乳指導が始まりました
病院からもらった冊子には、
母子別室としか書かれてなかったのですが、
実はものすごく直母育児に熱心な病院で、
退院までの6日間、1日6回(※)の授乳タイムは地獄でした
※母子別室なので夜間の1時と4時は、
看護師さんがミルクを与えてくれます。
出産前…
実は完ミを考えていました。
ただ、母乳が出すぎて困る人もいて、
産んでみないとわからないと聞いてもいたので、
もし、それなりに出るなら、混合もありかな~と。
その程度にしか思ってなくて、
母乳には全くこだわりがなかったです
幸い、夫も母乳神話の信者ではなく、
「2人がやりやすいのが一番」とミルク育児に賛成でした。
母は母乳あまり出なくて、私はほぼ完ミ育ちですが、
これといった大病もせず育ち、免疫も強い方だし、
Aランクの国立大出てるし、
外傷の治りなんか人より数倍早いし…
ミルクだと発育が…みたいなことはないと確信しています
ましてや、40年前と比べたら、今のミルクは、
もっと栄養価が良くなっているでしょうし、
何の問題もないはず…!!
なのに…!少なくとも入院中は、
直母を頑張らないといけないなんて…!!
オムツを替える→体重を測る→直母チャレンジ
→再度体重を測る→不足分のミルクをもらう
というのが授乳タイムの一連の流れだったのですが、
この直母チャレンジが本当に過酷で、
30分は頑張らされます…。
ミルクを与える前に、一度は頑張っている素振りを
見せないといけないという…。
初回は、いちおう咥えて吸うところまでは、
そこそこ上手にできたんですが、
2~3吸いすると眠ってしまうか、怒るかで、
ぜんぜんうまくいきませんでした…
産後2日目まで哺乳瓶でミルクを与えられていたので、
すっかり哺乳瓶に慣れてしまっているのと、
体が小さくて吸啜力が弱いのとで、
産後間もないため乳腺が開通しておらず、
吸ってもすんなり出てこない乳に、
「コレジャナイ」とキレてギャン泣きの息子(笑)
担当の看護師さんによって、熱意にかなり落差があるのですが、
熱心な方は、お腹すきすぎて暴れる赤子の頭を、
胸に押し付けて「がんばれ!がんばれ!」って言ってきて、
それがもうドン引きで……
こんなに泣いてるのに、
すぐにミルク与えたらいけないなんて辛すぎる
一緒に「頑張れ!」って言ってるお母さんも多かったんですが、
私にはどうにも受け入れがたくて…
これがあと30回もあるのが憂鬱だなぁと思っていたら、
その日の夜、明け方に突然、胸がガッチガチに腫れ、
息苦しくて目が覚めました。
ものすごく寒気もしたので、ナースコールをしたら、
看護師さんが来て、胸をマッサージし搾乳をしてくれました。
激痛で「ううううぅー」と声が漏れるほどでしたが、
けっこうな量が採れて、少し楽になりました。
看護師さんが、搾乳中に
「まだ開通しきってないから痛いでしょうけど、
めっちゃ母乳出るタイプですね!」と仰り、
わが耳を疑いました…
40年間慎ましい胸で生きてきたし、
遺伝的にも出ないだろうと思い込んでいたのですが、
大きさとか、関係ないのか…
少し楽になってそのあとウトウトしましたが、
朝の検温&血圧チェックで目覚めると、
またしても異常なまでの寒気とだるさが
胸が熱をもっているせいで、
腋下での体温が38℃近くあったのですが、
肘で測りなおしたら36℃台、
更に血圧がすごく上がっていてビックリ…
(正常範囲ではあるものの、境界値スレスレ)
先生も回診でいろいろ聞いてくれましたが、
他に感染症が疑わしい症状がないので様子見に。
7・10・13・16時の4回までは頑張って通い、
行くたびに看護師さんに搾乳してもらっていたのですが、
19時の回のときには寒気がピークになり身体も重たすぎて、
とりあえず授乳をお休みして安静にすることに。
しかし、やっぱり胸が張りすぎて辛いので、
授乳タイムが来るたびにマッサージと搾乳してもらうこと4回。
翌日の13時の回にはだいぶよくなって、
自分でマッサージができる程度になりました。
それでもまだ赤子が吸うには張りすぎているそうで、
毎回の授乳の前に自力で搾乳するよう言われ、
次の回から左右20mlずつくらい哺乳瓶に搾乳して行くことに。
これがなかなか大変で。
手搾りなので、まだ硬い胸をゴリゴリマッサージし、
ありったけの握力で全力で搾る…
痛いし、握力もないので手もプルプルなるし…
しかも搾るとすぐに後陣痛がやってきて、
お腹も痛い…という苦行…
授乳タイムに、早々にミルクくださいは、
どうしても許されない雰囲気ながら、
搾乳分なら早めに与えても割と許容される感じだと気づき、
しっかり搾乳して行けば、少し気持ちが楽なので、
授乳タイム30分前からインターバルを入れつつ、
しっかりした量を絞っていく作戦にしました。
しかし、退院2日前には握力が限界を迎え、
また、この日は採血直後に全力で搾乳したために、
左腕が腫れてしまったので、
あまり直母熱心じゃない看護師さんが担当でチャンスと思い、
搾乳機ってないんでしょうか…と相談してみたら、
サクッと貸してもらえました
手動タイプのやつですが、これが神アイテムすぎました。
握力の弱い私でも効率よく搾れます。
ちなみに、私の握力は機械で測ると13~15程度です(笑)
ペットボトルの蓋は開けられる(18kg必要だそう)し、
他にも日常生活に支障はないので、
実際は、もう少しあるとは思うんですが…
ここまで手搾りで頑張ってきて、
乳腺が開通しているからこそ活かせたのだと思いますが、
これを使うと短時間でオモシロイほど採れました!
パーツは電動のものと同じで、
あとで電動に買い替えたときに洗い替えに使いまわせるので、
迷っている方は、まず手動を買ってみるといいかもしれません。
退院後は、1日8回の授乳のうち、
寝起きと夕方の2回は、搾母乳を使うことにしています。
頻回で搾乳するともっと大量に採れそうなんですが、
あんまり母乳が大量生産されると、
スキップしたいときに辛くなりそうなので、
これくらいの量が適量だと身体に覚えさせたいと思って、
敢えて2回だけにしています。