絵本を選ぶ
学校で読みきかせを行なう月曜日、1ヶ月に一度ほどの割合で「練習日」を設けています。
校内の空き教室(ほとんどは書道室の畳の上で)を使わせていただきます。
2時間ほどですが、ちょっと世間話をしてみたり、廊下を子どもたちが手を振っていく中で
お互いの読み方を聞いてもらったり、「この本どうでしょう?」と相談してみたり。
講習を受けたら、その内容をみんなにも伝えたり。
そろそろ 選ぶ本の個性が出てきて 楽しいことになってきています。
以前、新歌さんが複数人数で行なう時の 「それが醍醐味!」 と仰っていたのがよくわかります。
「おもしろいお話は 苦手なのよ~」 と 宮沢賢治や 昔話を じーーーっくりと読むKさん。
ぬいぐるみのようなかわいい絵が好きな Hさんは
こんな感じ。
普段、未就学の子どもたちにも読んでいるTさんは やっぱりそんな優しいお話を読む。
Aさんは 面白いお話を探してくるのが上手で、
に子どもたちは大笑い。
しかも声楽家でもあるので
メロディーがついてもへっちゃら!なのです。
I さんは演劇をしていたから 感情移入を一生懸命抑えています。(笑)
いろんな本と出会ってもらうためには、ひとりの大人のキャパは限られていて
しかも どれでも好きで なんでも得意!ってこともなかったりする。
好き・嫌いはあっても、そのことをよ~く理解していれば 複数で携わることの価値は、本当に大きいです。
ちなみに 私は 「長いタイトルのお話、好きだよね~! あと、外国の・・・!」 らしい。
あ~、そういえば
「トンちゃんって そういうネコ」 「いつもちこくのおとこのこージョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー」
そんな気がしないでも・・・(笑)
前回の練習日にもって行ったのが この2冊だったからでしょうか?
シビレ・フォン・オルファース/絵 ヘレン・ディーン・フィッシュ/文 いしいももこ/訳
「春になるね~」 って そんな気持ちになれる本を探していたら ことり文庫さんのHPで紹介されていました。
かわいいかわいい表紙です。
近くの図書館の4館で検索してみましたが なかったのでもっと違うところから取り寄せて頂きました。
本来 あまりクラシックな絵の本は 好まない私ですが どーしても好きになりました。
冬を過ごしている木々の下には 根っこの女の子や男の子が眠っています。
ある日、そろそろ起きる頃ですよ とお母さんに起こされた子どもたち。
根っこの女の子たちは それぞれ好きな色のきれで洋服を作り、
男の子たちは虫を洗って春の色を塗ってあげます。
とりたてて事件もおこりませんし、だれも発言しないお話。
でも、たくさんのお花の名前や 昆虫の名前がでてきます。
優しく穏やかな 季節の移り変わりを感じられるのです。
訳者の石井もも子さんは たしか100歳になられるのでしたっけ。
このお話も100歳くらいです。 それも読みたい理由のひとつ。
レナード・ワイスガード/絵 レイ・ゲアリック/文 岡部うた子/訳
ちっとも気付きませんでしたが この絵、『たいせつなこと』 の方なのでした。 本当にきれいです。
雨が降る時、鳥はどうしている? 牛はどうしている? お魚はどうしている?
女の子が 雨を眺めながら 「あめがふるとき ちょうちょうはどうしているのかしら?」と考え、
小降りになったら探したいけれど・・・雨が降る日は どこで見つけられるのかしら?
その音と情景が 頭の中に描かれるようです。
子供の頃(といっても 結構な大人になるまで)雨好きだった私には
なんとも心地よい本なのでした。
図書館に行くたびに・・・どなたかのブログで知らない本が紹介されているたびに
読みたい本が増えて増えて 困ってしまうほどの私ですが
こんな嬉しいことを独り占めするのももったいなくって、子どもたちとも共有したくなるのでした。
本を選ぶのは 本当に難しいですね。
なぁんて、楽しんでいます。





