子どもの心の成長
日曜日、午前中の「読み聞かせ講習」を終え、
一緒に受講しているAさんと 月曜日の読み聞かせに使う本について相談をした。
持ち寄った本が 偶然にもどちらも 『お母さん』 に関するものだった。
私は 「1年1組せんせいあのね」 でお母さんがブツブツ言いながら洗濯をする姿を書いた詩と これ。
いたずらばかりのデイビッドに お母さんは「だめよ!だめよ!」の連発。
でも、「ほらいったでしょ!」と 花瓶を割ってしまったデイビッドを
優しく慰め 「大好きよ」で終わる 微笑ましいお話。
最後もあったかいし デイビッドのやんちゃぶりや 元気な表情が
たまらなく 可愛らしい。
鼻に指を突っ込んでる姿なんて・・・・・葉っぱにそっくり♪
Aさんが選んだのは 『かあちゃんのせんたくキック』
むちゃくちゃにパワフルなお母さんが登場して 大活躍する。
故障した洗濯機には 「せんたくキック」
映らないテレビには 「てれびチョップ」・・・と なんでも直してしまう。
でも、壊れた洗濯機みたいな音を出して 寝ているお父さんに
「キックしちゃうかな?」って心配していると 毛布をかけた母ちゃん。
「やっぱり うちの母ちゃんは すごい」 で終わり、とても楽しい本。
それで、あぁ、偶然ね。「お母さんシリーズだね」 なんて話してて・・・気がついた。
うちの学校区には 親と一緒に住めない子どもたちの寮があるのだ。
あのクラスはどうだったっけ?と 子どもたちに確認してみると・・・ ひとりいた。 男の子。
・・・ 少々話しては見たものの 大丈夫かもよ、そんなに重い話じゃないし・・・と読むことにした。
でも、夜になっても ずーと気になっていたから やっぱりやめようとメールを送信したとたん 電話がなった。
やはり Aさんも気になっていたそうで 偶然にもばっちりなタイミングで連絡をしたというわけ。
Aさんは そのクラスの担任に電話をして 確認してくれたらしいのだ。
その相談の結果、お母さんの本は 1冊にしよう。 そして 最後じゃなくて 最初に読むことにした。
やっぱり あとで読む方が 残ることがあるからね。
それで 終始楽しいパワー全開の 「せんたくキック」 を読むことにした。
キニナルなら やっぱり止めて正解。
特にこの子は1年ほど前、一度お母さんの元に帰ったけれど また戻らざるを得なかった子らしいから。
当人にしかわからない 推し量れない気持ちは きっと存在する。
どんなに小さくても どんなに些細なことでも それは他人が決めることではないから。
少しずつ 少しずつ 心が成長するのを みんなで 見守ればいい。
ちょっと いったりきたりした(というより 右往左往した?笑) 今日の読み聞かせでしたが
「こうやってると いい読み聞かせができるよね」 と ちょっと満足。
もちろん うちの子供たちも心が成長するってこと。
そろそろ・・・と思っていたら それは急にやってきた。
子どもたちの父親が 「お父さんは 別々に住むけれど ずっとお花のお父さんだよ」 と告げたのは
お花が1年生の時だった。
なんとなく 言葉はわかっていたお花。 でも 「離婚はしてないよね」 とあとで言ったお花。
そのとき 4歳だった葉っぱは 私の膝の上で 「お母さんもいなくなっちゃうの?」と見上げてきた。
「お母さんはいるよ」 という言葉に 「よかったぁ~」 と言った葉っぱ。
そんな葉っぱも1年生になったけれど ・・・そのときは まだだなぁと思っていた。
もういちど わかる言葉で説明しなければならないとは思っていたけれど
お花と 葉っぱとでは このことを理解する心の成長度が ちがうと判断したのは 母である私だった。
それが 昨日・・・ふたりで車に乗っていたら なんだか 話の流れでこんな質問をされた。
「お父さんが うちにいないきっかけはなんだったの?」
「そうだよね。知りたいよね。じゃあ、お父さんと一緒に 葉っぱに話すね」
早速彼に電話した私は 「私が 納得させるように話すことは簡単だよ」 と話をした。
でも、父親としての立場を この長い先にも持ち続けたいならば その年齢にわかる言葉で
きちんと伝えた方がいいんじゃないのかなぁ?
葉っぱは 「せっかく4人なのに・・・」 とつぶやいた。
あらためて話をすることで 葉っぱの心を再度傷つけてしまうかもしれない。
でも、その一時的な傷を 治してあげるのは私の役目で
これから先、成長を続ける子どもたちの心をまっすぐに伸ばしてあげるためには
誤魔化しや嘘は あってはならないと思っている。
「今知りたいんだから 時間はあまり経たない方がいいと思うよ。」 そう付け加えた。
私には 本当に本当はどうするのがいいのか よくわからない。
でも、親の誠心誠意な気持ちは きっと受け取ってもらえると思っているから。
そうしかできないから しかたないね。
