しろねこしろちゃん
『しろねこしろちゃん』 森 佐智子/文 MAYA MAXX/絵
「きょうは おとうさんが かえっていらっしゃるから きれいにして まっといで」
「こどもたちや、 おとうさんが かえっていらっしゃったよ」
25歳になった本を薦めているのを 読んだことがあります。
世の中に送り出されてから 25年経っても愛されている本。
つまり 「ぐりとぐら」 だったり 「おさるのジョージ」 だったり ・ ・ ・
なるほど~ ・・・ と思っていた矢先、この本に出会いました。
まだ 4歳の絵本。 しかも 現代イラストレーターのMAYA MAXX(マヤ・マックス)です。
綺麗で 素敵な日本語です。
黒い毛のお母さんと 黒い毛の兄さんたちと暮らす 白い毛のしろちゃん。
なんで ぼくだけ白い毛なんだろう・・・
悲しい気持ちになって うちを飛び出したしろちゃんは
白い毛の とっても大きな カッコイイ大人に出会います。
それが 帰っていらした お父さん。
しろちゃんの得意で嬉しそうな顔ったら ・ ・ ・ ・ 。
みにくいアヒルの子 が 実は白鳥だったから救われたのではなくって
お父さんにそっくりの 自分自身に嬉しくなったしろちゃん。
そんな心の変化が 現代イラストレーターのモダンな絵でシンプルにしっかりと描かれていて
しかも 綺麗で丁寧な日本語が とても心地よいのです。
もちろん
うちの子供たちは ちょっと複雑な気持ちで読み終えました。
お父さんが帰っていらっしゃる お父さんが帰っていらっしゃる ???
葉っぱが ぽつり と言いました。 「だって おんなじ白だもんね」
お父さんが大好きな子供たち。
「葉っぱは お父さんとおんなじオトコだもんね。 お花はお父さんとおんなじ顔だしね!」
そう言ったときの 子供たちの嬉しそうな顔ったら!
もちろん葉っぱは 「ボクは お母さんとおんなじ顔だもんね」 と言ってギュウしてくれるのを忘れませんでした。
追記 * * * Myyさんに教えていただきましたので 加えさせていただきます。
この本は、約48年前にかかれたものに、加筆・修正して発刊されたものだそうです。
25歳以上の本、あながち間違ってはいないのですね。
それにしても、私より年上のこのお話と、現代のイラストレーターのコラボ
ますます味わい深いです。