どんなかんじかなあ
自分の体から どこか一部がなくなったとしたら
なにかひとつの機能をうしなったとしたら
それを考えるときって 心配だったり、恐怖だったり、
またはそれをどうやったら跳ね除けることができるかってことだったり、
わたしなら そんな マイナスな想像になってしまうに違いない。
だって 私は 五体満足で おそらく全ての機能が揃っているから。
ただひとつ 欠落しているとしたら 他者の身になる 究極の想像力。
目を閉じてみる。 耳をふさいでみる。
「みえないって すごいんだね。 「きこえないって すごいんだね
あんなにたくさん きこえるんだものね。 あんなにたくさん みえるんだものね。
みえるって そんだね。 きこえるって そんだね。
ちょっとしか きこえてないんだものね」 ちょっとしか みえてないんだものね」
ほんとうに 「ない」 ことがわかってる ひろくんの究極の想像力。
ここまでのことはできなくっても それでもやっぱり 想像すること。
どんなかんじかな?って思ってみること。 どう思うかな?って感じてみること。
相手の立場になるって やっぱり 想像してみること。
大切なこと。 大切なこと。 大切なこと。
ひろくんの想像力ってすごい って思いながら
それでも 最後の展開に 「えっ?」 と思わずにはいられなかった。
そうだったんだ・・・。
この夏、低学年の子供たちの 「推薦図書」になっていました。
中山 千夏 / 文 和田 誠 / 絵
