彼の手は語り継ぐ | ジャスミン茶タイム

彼の手は語り継ぐ

奴隷制度の是非をかけた戦争のさなか、二人の少年は出会った。

文字を読める黒人ピンクス。

そして、文字を読めない白人シェルダン。

ピンクスは言った。 「奴隷に生まれるってことは 苦しみがどっさりということなんだ。 

でも、エイリーのだんなに 読み書きを教わってから、おれはわかったんだ。

たとえ奴隷でも、自分の本当の主人は、自分以外にはいないっていうことを」

 

 

泣いてちゃ読み聞かせなんかできないからって

読み聞かせの練習も兼ねて ひとりで読んでみたのに・・・

(予定はありません。自主練習です・笑)

悲しい結末と 最後の言葉で すっかり声が震えてしまいました。

絵本なのに。

たった30分もあれば読み終える絵本なのに。

誰かを守る強さと優しさ。 

不条理な 悲しい悲しい 人種差別のことまで。

難しい言葉を使わずとも、こんなに胸に迫ってきます。

 

南北戦争の実話を物語にしたこの絵本は こんな文章で締めくくられていました。

 

この本は、ピンクス・エイリーを記憶にとどめるために書かれました。

彼には語りついでくれる子孫がいないからです。

この本を読み終えたあなたに お願いがあります。

本を閉じる前に、どうか「ピンクス・エイリー」と声に出していってみてください。

そして、この名前を決して忘れないと誓ってほしいのです。

 

 パトリシア・ポラッコ/作  千葉茂樹/訳

 

以前読んだ ありがとう、フォルカー先生  と同じ作者の本を探していました。

作者の パトリシア・ポラッコ。 実は本中の シェルダンの子孫なのです。