石投げちゃったの。
いつもなら「え~っ!もうかえるのぉー?」と学童クラブから帰りたがらない葉っぱが そそくさと帰り仕度。
あれれ?どうしたのかな?
「ぼくねぇ、いかなきゃならないとこがあるの・・・」 神妙な顔つき。
「学校の帰りにね、田んぼに石投げちゃったの。だから 謝りにいかなきゃいけないの」
へっ?そんなこと・・・
母から叱られると思ってか 葉っぱの声はどんどん小さくなって今にも泣き出しそう
田んぼには持ち主かいてないからなぁ・・・わかるかしら? とも思いましたが、気持ちを尊重して歩いてみました。
学校へ戻りながら。 二人で手をつないで。
そして到着。
水がたっぷんたっぷんに溜まった 田植えを待つ田んぼ。
(笑)田んぼが「石、投げてみてよぉ~!」って言ってるみたい。
こりゃ投げたくもなるよね! と言いたいところをぐっと我慢。 やっぱり持ち主の名前が書いてない。
隣接のお宅で持ち主を尋ねる。 ぐる~っと田んぼの向こう側まで回るうちに 葉っぱは恐々してる。
相手も石投げたことなんて知らないんだからさぁ・・・とは思うけれど
「悪いことしたから」 と言ってるわが子に 「謝らなくてもいいよ」と言える訳ないでしょ・・・
『猛犬注意』 は案の定私たちを吠えまくってくれて 葉っぱ君、ノックアウト寸前!!
そのお宅の奥様が出て来られて 「ごめんなさい」と謝る葉っぱに「石は危ないからね」と言ってくださった。
私たち・・・ 石くらい投げたよなぁ~!
姉達と橋の上から川に向かって石を投げていたら 私 そのまま川に落ちちゃったことあるし・・・。
どこのお宅のものともわからぬ田んぼで 戦争ごっこやかくれんぼもしましたっけ。そこここに落書きだって!
遊び方も 遊びの集団も 時代とともに変わっているから 仕方ないことも多いけれど
なんだかちょっと窮屈ね。
いけないことはいけないけれど やっぱりちょっと窮屈ね。
お母さんは 君の判断に任せても大丈夫だと思ったよ。
線路に石を置くのはダメだって知ってるし、ぜったいにゴミを捨てたりしないもの。
自分の決めた最低限を守れるならば 自分の責任でやりたいようにやっちゃってもいいよ。
もしもそれがいけないことかもしれないと気付いたならば お母さんと一緒に謝りましょう。
学童への帰り道、勇気のご褒美にランドセルを持ってあげた。 黄色いカバーのついたランドセル。
葉っぱが 「来てくれてありがとう」と私のバッグを持ってくれたから 葉っぱの方が重たくなった。