じつは、わたくしこういうものです
『じつは、わたくしこういうものです』 クラフト・エヴィング商會
バイアリー・タークさんがご紹介 なさっていた1冊。
バイアリーさんが読まれているものは いつも私にはちと難しい(笑) でもでもこれはソソラレマシタ・・・。
私の街の大きい方から3軒の書店にはどこにもなく、新しく出来た図書館にもなく・・・
湿った紙の匂いの立ち込める古い市立図書館に、1冊ありました。
ファンタジーなお仕事をなさっている 18人へのインタビュー。
『白シャツ工房』 ***
彼女は「これから白いシャツだけを作ってゆこう」と決めました。 なぜ、そう決めたのか誰も知りません。
本当に心から「白シャツを着たい」と念じてみますれば、さて不思議にも、彼女はいずこよりか自転車に乗って現れます。
縫いたてのまっ白なシャツとともに。
『ひらめきランプ交換人』 ***
「ひらめいた!」と、誰もが、その感覚を、たった一言に託してますけど、あの不思議な感覚の一瞬、
いったい、われわれの頭の中では何が起こってるんでしょう?
「思いつき」というのは徐々にやってくるものではなく、「あっ!」という一瞬でやってきます。
そのとき、頭の上にポッと電球がひとつ浮かび上がったりしますよね。
『シチュー当番』 ***
彼女はシチュー当番。 レストランの? いえいえ、図書館のです。
その図書館は小さな森の中にひっそりとあります。夜通し開いています。場所は秘密。その名も<冬眠図書館>
冬眠するようにして本を読むための図書館です。
冬眠するためには、やっぱりたくさん働かないとなりません。
たくさん働いたあなたにだけ、湯気の立つシチューが待っているのです。
『月光密売人』 ***
文字通り<月光密売人>とは、月の光を売る商人であります。
月光の密売なるものは、昼の日中に商われてこそ繁盛するのであります。 これぞまさしく白昼夢。
さて、その「月光売り」とは、いかなる人物なのでありましょうか・・・・・・
読み始めて、どこからどこまでが本当なのかしら・・・と、ホンキで迷ってしまいました。
そんな不思議な視点が心地よく、「この人に会いたい」「ここに行きたい」と切望するに至った私です。(笑)