父からの電話
昨夜九州の父から電話がきた。
もちろん酔っている。 酔っているに決まっている。 そうじゃなきゃ電話なんてある訳ない。
私には 姉A と 姉B がいる。
姉Aは小学校の教員。 姉Bは1期目の田舎の新前市議。 どちらも強い。
ただ、父に対してだけは 姉妹3人とも 昔から滅法弱い。
父は正しく怖かった。 姉Bなんて 一番厳しくされたからか、後ろから呼び止められただけで泣いていた。
電話の内容とは、
正月に私以外のみんなで集まった時、 姉Bに父が言った意見に対して 姉Aからひどく反発を受けた。
「さすがに姉妹だ」 といった一言も聞き逃さなかったが、 やはり父だって自分の意見は押し通す。
「忙しいのは解るが 家族を・家庭を ないがしろにするな。 それも出来ずに市議の資格はない」
という父に 姉Bの夫も あれをやってくれなくなっただのなんだの言ってくれちゃったらしい (まったく・・・)
父に意見され やはり 姉Bは泣いた。
決して涙でものを言うタイプではないので、心当たりはあるのだろう。
姉A 「それは夫婦で理解しあえていればいい話。 助け合って 家族が納得してさえいればいい問題」
父の言葉では 『猛烈に反発をうけた』 らしい。
父は 昭和9年生まれ。
両親を早くに亡くし、妹弟の進学のために高校中退して社会にでたつわもの。
そして なんとも献身的な母と連れ添いやってきた人なので 「妻は夫のために」が大前提なのだ。
なんだか 矛先が私に向き始めた。
「一番悪い例は お前だ」 「旦那が居やすい家庭を作るのが女の勤めだ」
(ほらっ、来た!! はいはい、重々に承知しておりますよ~・・・泣)
なんたって 父は私の元夫のことが気に入っている。
結局のところ、父はもう姉Bの次期には協力しないと言ったから (九州男児、男に二言はありません)
「お前は手伝ってやれ、帰省の金は俺が出すから」 (お父さんっ! あと一年も先の話だよ~!!)
もちろんそのつもりでしたよ、お父さん。
「俺が言ったと姉ちゃんに言うなよ」 っていう言いつけ、忘れちゃったらごめんなさいね。
でも B姉ちゃん、やっぱりお父さんは間違わないのです。A義兄さんがいつも言うように、
「お父さんは頑固そうに見えて、あの歳の人にしてはものすごく柔軟な考えの人」 なのですよ。
絶対協力してくれないと思ってた初回、汗を流しながら ビラを配り 頭を下げてた父を忘れるなら
私は協力できないかもしれないよ。
だって 私は 最も母のDNAを受け継いでいる末っ子ですからね。
父は長々と話し、勝手に電話を切った。
絵本を読みかけだった葉っぱは そのままの体勢で 寝てしまっているではないですか。
「お前はかわいくないけど 孫は孫じゃ」
(はいはい、お父さん、ランドセルと剣道着、買ってくれる約束お願いね。)
今朝 父は 二日酔いで目覚め まずは新聞を取りに表へ出て、
そして 母のオムツを取り替えて 「なぁ、お母さん」 と あとに続かない会話を始めたことでしょう。
そして 一人分の味噌汁を ものすごく美味しく作るのです。
3月に 帰ろっかなぁ