クリスマス・ボックス | ジャスミン茶タイム

クリスマス・ボックス

クリスマス・ボックス  「クリスマス・ボックス」 リチャード・P・エヴァンス    笹野洋子 訳

                          

>寒い冬、少しだけ心を暖かくしてクリスマスを迎えませんか。

バイアリー・タークさんのブログで  こうおっしゃって、 この「クリスマス・ボックス」を紹介されていました。

                    

バイアリー・タークさん、私はこの時期にこの本が読めて、とても良かったのかもしれません。

訳者のあとがきにも 

「この物語の意味を本当に納得するのは、残念ながら子育てが終わったあとの年代かもしれない」 

とありますが、 子育てが終わってから手にしては、少し残念な出会いだったかもしれません。

導いてくださったバイアリー・タークさんへの感謝も込めて

                      

                      

      大通りの大きな屋敷に住む老婦人が、 食事の支度、簡単な家事、庭仕事のできる

     住み込みの夫婦を求めています。 個室提供。 祝祭日休み。 乳幼児歓迎。

                                         ミセス・パーキン

    

この広告から始まる、 「わたし」と その妻 その娘 それから 老婦人との4人の生活。

穏やかに淡々と流れている日常の中で やはり穏やかに問われる言葉。

       

      「この世で最初のクリスマスの贈り物はなんだったか、考えたことある?」

        

わからなくても 日常は 流れていく。

考えなくても 何も支障はない。  

それよりも 今 考えなければならないことは もっとたくさんあるのだから。 私は多忙だ。

     

      「これは 大事な質問なのよ。」

      「最初の クリスマスの贈り物を理解するのは とても重要なことです。」

      

老婦人が きっぱりと言い放つ言葉は 「わたし」の心に届くのか・・・。

              

      

これは 大人が さらに成長したあとでは きっと省みることのできること。

「あ~、そうなのよね~。 あのとき解っていればね。」 って 言うのかもしれない。

いや きっと 「解ってはいたのよね。」 母親だった人なら こういうのかもしれません。

当然過ぎることだから あやまって流してしまう人がいるのかもしれないもの。

             

全てを語る言葉が 巻頭にありました。

          

      「幼い娘は世界を止めて わたしを待っていてはくれない」

         

私にとっては ハートウォーマーなお話としては 終わりませんでした。

すごく シンプルな物語の中に 私へのクリスマスプレゼントが詰まっていたのかもしれません。

           

「ふっ」 と聞いただけでも 「読んでみよう」 と思うときは 読んでみたほうがいい理由があるのですね。