けんかのきもち | ジャスミン茶タイム

けんかのきもち

けんかのきもち   「けんかのきもち」 柴田愛子・文 / 伊藤秀男・絵  

                                                                                                                                   

この男の子、名前は「たい」  いつも「あそび島」で遊んでいる。 一番の仲良しは「こうた」

ある日、こうたとケンカした。

すっごいケンカをした。 けりいれた。 パンチした。 つかんだ。 とびかかった。

でも こうたはつよい。 すごいけりいれられた。 パンチされた。 つかまれた。 たおされた。

                                                                    

「もう いやだ」 ぼくがいうと 「おわりにする!」 そう言って こうたがぼくの肩をどついた。

                                                             

この本の冒頭にある ケンカの約束

 一、ケンカは 素手でやる。

 一、ケンカは 1対1でやる。

 一、ケンカは どちらかが やめたくなったら やめる。 (なるほど、そうだ、と思う)

                                                                                                                        

ぼくは 悔しくて 悔しくて 悔しくて ・・・・・。

怒って家に帰っても 悔しいのが治らない。 これが ケンカの気持ち。

おやつを食べようって 誘いに来てくれても まだまだケンカの気持ちが治っていないんだ。

泣いても 泣いても 泣いても 泣いても ケンカの気持ちは 治らない。治らない。

                                                           

「ごめんな」 こうたが あやまる声が聞こえた。

なんでだよ! なんでだよ! なんでだよ! なんで あやまるんだよ!

そんなこというな。 ケンカの気持ちは まだおわってない!!

                                                            

大人って とっても賢い模範解答しかしないことがある。

自分だって子供だったくせに、特に母親は 立派な母親ぶろうとして 

自分じゃできなかったことを 子供に強いることが多い気がする。 私は、そうだから・・・。

「謝ってるんだから、あなたも謝りなさい」 「まだ泣いてるの?」 なんて・・・

子供の方が遊びもケンカもプロなんだから、そんなこと言われなくてもわかってる!!

ただ、そんなおりこうな気持ちじゃ ケンカの気持ちはなくならないだけ。。。

                                                            

この子、おやつの餃子を食べると、もう涙は止まってた。

ケンカの気持ちが 終わった。

そして 思うんだ。 「でも こんどは きっと ぼくが かつ。」

                                                            

子供って面白い。 ワクワクする。

待ってあげられる子育て、子供の気持ちを尊重して待ってあげたい、いつもそう思うけれど・・・ね。

                                                                    

同じシリーズで 「ぜっこう」 という本がある。 この本も学童の先生にお借りしたのだが

「ぜっこう」も借りてこようね! と話をしていると、 

葉っぱ 「ぜっこうって なに?」

母    「もう遊ばない! 話もしない! だからあなたも話しかけてこないでよ! って、そういうの。」

葉っぱ 「ぜーーーんぶ なしってわけ?」

母    「うん。 そんな感じ。」

葉っぱ 「ふぅ~ん。 ・・・・・・・・・・ ぜっこうちょぉ~~~・・とは・・・・・ちがうよね・・・?」

母    「・・・・・」          お前ってサイコー!!

                                                          

                                                             

この作者は、りんごの木こどもクラブの園長をなさっています。

気持ちの良い語り口、その気っぷの良さを発揮して保育雑誌に執筆、母親学級や子育て講座の

講師など忙しい毎日をおくられているそうです。

実は、お花ちゃんの学童クラブのある施設で年に一度(?)開かれる「子育て支援セミナー」、

来年はこの作者の柴田愛子さんが講演なさるとか・・・。

とても楽しみにしています。

前回もとても心に残る講演をお聞きしたので、次回も、自分がどう感じるのかが楽しみです。


この作者の他の本の紹介にこんな言葉がありました。

子どもの心が見えにくくなってしまったお母さん、お父さん。この本を読んで元気を出して! 

ほら、子どもってこんなにおもしろいじゃない!!