マルチンとかぼちゃおばけのまほうのたね | ジャスミン茶タイム

マルチンとかぼちゃおばけのまほうのたね

マルチンとかぼちゃおばけのまほうのたね  「マルチンとかぼちゃおばけのまほうのたね」

         イングリート・オストヘーレン さく/クリスタ・ウンツナー え/ささき たづこ やく

                                                                    

なんだか とても好きなお話です。  この素敵なお話が 皆さんに伝わりますように

                                                                    

マルチンは いじめられっ子です。

家では お姉ちゃんがいばっているし、 外では 大きい子や いじめっ子が 待ち構えています。

学校へ行くのが いやでいやで たまりません。

                                                                    

ある日 マルチンは夢を見ます。

                                                                   

とてもきれいな妖精が 握った手を出して、マルチンに言ったのです。

「これは かぼちゃお化けの 魔法の種よ。 誰かにいじめられたら、この種を投げつけて、

『かぼちゃお化けに なーれ』 って、言ってやるといいわ。

相手は すぐに かぼちゃお化けに なってしまうから。 ほら、 種を あげるわね。」

                                                                     

その朝 マルチンは お姉ちゃんに布団をはがされ、 意地悪を言われます。

マルチンは 腹が立ったので 口の中で 「かぼちゃお化けになーれ」と つぶやきました。

でも、 お姉ちゃんが かぼちゃお化けになったら かわいそうかな、 

宿題を助けてくれたこともあったし・・・。   マルチンは 種を投げるのを 止めました。

すると お姉ちゃんが 急に優しい顔で言いました。

「ほら、 ほら。 急がないと 遅刻するわよ、 マルチン。」

                                                                 

宿題を忘れてしまい 先生を かぼちゃお化けにしてしまおうとした時も そうでした。

「そうか。 でも 自分から言ったのは えらいね。 明日は 忘れないように。」

先生は 優しい目を していました。

                                                                     

お昼休みに 大きい子達相手に ポケットの中の種を握り締めた時も そうでした。

大きい子達も どうしてか 一緒になって 笑い出しました。 パンも 拾ってくれました。

かぼちゃお化けの種をもっていると、 誰も怖くないし、 なんでも うまくいくのです。

                                                                  

大きな怖い犬に 出会ってしまった時も

                                                                    

サッカーボールで ジンガーさんの植木鉢を 割ってしまった時も

                                                                  

いじめっ子の ペーターと 川原でケンカになった時も そうでした。

かぼちゃお化けの種を使わないでも 二人で 木の上に 小屋を作る約束を したのです。

                                                                     

「でも、 その前に やることが あるんだ。」

マルチンは 橋の上に行きました。

「かぼちゃお化けの種を 捨てたんだ。 もう、 いらないから。」

かぼちゃお化けの 助けがなくても、 もう 大丈夫。 一人で ちゃんとやれるし、友達もできたんだもん。

                                                                    

                                                                   

                                                                   

子供の世界の限らず 大人の世界にだって 複雑な関係があります。

子供に至っては、 小さな体と 繊細なココロを 悲しく傷めていることを考えると いたたまれません。

現代のたくさんの事件が 必ずしもこの絵本のように うまくいくことは ありえないし

こうしている 今この時間にも 加害者になったり 被害者になったりしていることも事実です。

でも きっと 子供にはみんな 『かぼちゃお化けの種』 が 必要なのです。

勇気をくれる種。 守ってくれる種。

                                                                    

子供は ウチのお母さんったら こわーい、 つよーい と思ってます。(笑)

「我慢できないことされたら お母さんに言ってきなさい。お母さんは いつでも行って やっつけてやる!」                                                                  

もちろん 子供を信用しているから 言える言葉。

過保護にわが子だけを特別視しているつもりはないのですが。。。

親は 全身で「守ってあげるよ」って 伝えるべきだと思います。 「母が ついているよ」 って。

                                                                  

母は、 お花ちゃんと 葉っぱ君の 『かぼちゃお化けの種』 でいたいですね。