何者でもない
彼のエッセイは笑える
それまでエッセイを読まなかった 本を読んで笑うなんてことなかった
その私の常識は 見事に 覆されたが
彼のエッセイは笑える
彼の小説は暗い
笑えるエッセイとは裏腹に 彼の小説は 暗い
「やさしくって すこしばか」 大好きな 彼の短編小説 彼の小説は暗い
寂しく辛い過去と 人気作家となった現在の歪にかなり苦しんできたのかな 彼は・・・
単に「暗い」って言うのでもなく、 「哀」しい感じ
「何者でもない」
実際に 劇団の脚本も手がける作者だから知りうる B級にもなれない役者志望ショウジショウイチの
「何者でもない」姿。 「何者でもない」日常。 「何者でもない」とらわれ。
でも 叶わない夢を追う気迫も いいものかもしれない
現実が分りすぎて かわすことがうまくなり 早く「何者か」になりたくて 妥協し
妥協し続けることで 希薄になる自分
「何者でもない」ことは 決して悪くはないな
自分自身は 「何者か」であるのか
「何者」って 何者?
