その当時お付き合いしていた奥様。
住まいは遠く離れた大阪。
それでもけっこうなペースで会いに行っていました。
ある日の出来事。
待ち合わせ場所に着いて、その旨をメールで連絡。
返事が来ない。
小一時間ほど経ってからもう一度送信。
やっぱり返事が来ない。
だからといって狼狽える事などなく。
『まあ、そのうちどーにかなるでしょ』
待ち合わせたのは、とある駅。そこには電車の展示がしてあるスペースが併設されており。
そこをぷらぷらと見学していたら、その奥様が血相変えてやってきました。
突然の登場に少し驚きましたが、
「よくここにいるの分かったね」
「ジャスパーなら絶対にここにおる、と思ったわ」
無事に合流出来ました。
なんでもスマホを家に忘れてきたとか。
どんな状況でもどうにかなるものです。
たとえそれが遠方だったとしても。
焦るなんてみっともない。変に勘繰るのはもっとカッコ悪い。
もしもそれがきっかけで音信普通になるならそれだけの関係。
それはこちらが至らなかったということ。
どんな状況でも地に足つけて動じない。
そういう男でありたい