ジェイソンボーンの車と単車と… -50ページ目

ジェイソンボーンの車と単車と…

そして映画と日々のたわいない日記




毎年 行く場所


自分の家族と


友人とその子供たち



昼は海で遊び


夕方くらいに浮き輪を持って


歩いて友人の家に帰る



ご飯を食べて


楽しみなのは花火だった





ロケット噴射のように火花がでるもの


バチバチ言う花火


空に向かってプロペラのようにとぶ花火


上に向かって噴出する花火


ロケット花火に打ち上げ花火


百花繚乱


色々な色彩や動きをする花火たち




最後にやるのは決まって


線香花火



子供がやり方を教えてと


せがんで来た


こうだよと火をつける


「ちりちり、、、」


沸騰するかのような小さな火の玉が出来る


やがてそこから


「ばちばちっ」と


火花を散らしてきた





子供が


「うわぁ、、、」と嬉しそうに囁いている


やがて火花は小さくなり


しおれた紫陽花のようになっていく


火の玉はどんどん黒くなっていき


「ぽとっ」と、


地面に落ちた





もう一回、もう一回と


線香花火の袋を開ける子供たち


さっき迄、キャッキャッと言っていたのに


線香花火をやり始めると


火花を落とさないように


息をひそめてやっている





やがて、花火は終わり


家に帰ろうと


暗い電燈に照らされた道を


歩き始める





遠くで波の音か


風の音か


「ごぉーーっ」という音が


聞こえる闇の中





ふと


途中足を止め、


夜空を見上げてみた





そこは、、、


花火のように綺麗な星空だった


はっと我に返り


周りに目を向けると


何故だか


子供も大人も


皆、自分と同じように


またたく星空を見つめていた







やがて気づいたように歩きだす


夜のせいか


幾分、涼しい風が首元を流れて行った