忍者武芸帳 | ジェイソンボーンの車と単車と…

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そして映画と日々のたわいない日記

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子供の頃に感じた違和感と言うか感性と言うのは大人になって 新たな発見がある



久々に読んだ漫画 白土三平 忍者武芸帳


この人の漫画だとサスケやカムイ伝なのだけど


何故か 自分は忍者武芸帳


小さい頃に、よく母方の実家に行き叔父の部屋で読んだものだった
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作者の白土三平さん この方は子供の頃にお父さんの活動で色々な場所を転々としていたそうで


その時に経験した事 イデオロギーと言うか観念・社会思想は作品に投影されていると思う

*もちろんそれだけでは無い


最初はただの忍者漫画のようで マルクス主義(共有財産・平等協同社会)や


唯物論観(唯物史観)と言ったところも見られて 何か考えさせられる

*他に感じられる人もいるのだろうけど自分の浅い知識ではこれくらい


まぁそもそも忍者と言うのは非常に現実的で唯物論の塊のような者でもあると思うのだけど

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登場人物も資本主義や社会主義 民主主義 宗教団体


これらの考えを持った登場人物が出てきて 


それぞれの生き方で絡み合い もがく様は現代にも通ずるところが非常に面白い

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そして、弱者と言うのはいつも虐げられてきたと言う事が解る作品でもある


漫画と言いながらも現代漫画と一線を画すもので


史実を元に書き連ねてあり、作中 忍者を題材に選んではいるものの


弱き民と言う百姓達が虐げられ、やむを得ず反乱を企てた活動(一揆)を取り上げてあり


下層からの視点で描かれている
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それにしても、これだけ訴えるべき事を作中に織り込みながら


説教じみた所が無いのも驚いたけれど・・・


また、作者の経験からか現実とはかくも厳しいものだよと言わんばかり


とかく残酷に人が死んでゆく 

*世が世なのだから当たり前であったろうけど


女子供でも飢え死には当たり前


斬られ、刺され 時に腕や足は千切れ飛び 惨殺される事もあれば 時には木っ端ミジンコ

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*忍者だから何でもアリでは無い 画像では首がしゃべってはいるが・・・

この時代はというと群雄割拠 戦国時代で武士ばかりにスポットを当てがちだけれども


作中では百姓や戦火によって天涯孤独となった子供達にも焦点を当てている

*むしろこっちが本筋かも


作中で出てくる大名(織田信長や明智光秀)が土一揆や一向一揆に絡んで行く様は


史実の話が溶け込んでいるからか よく描かれる武士同士の戦いだけではなく


弱い者が虐げられ そして百姓同士連携をとって大名に戦い(一揆)を行わざるを得なかった動機と言うのも描かれている



そして作中の影丸 彼は百姓(弱い者)の味方であり 彼らの生活を良いものにしようしていた


これは何かチェ・ゲバラを思い出してしまった

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また、最後の方で子供が放つこの言葉

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そう、支配階級は何も生み出さない


物を生み出し進歩させて行くのは労働階級なのだなと


妙に納得してしまった