夜逃げ準備、トランク準備はのっちの趣味みたいなものですが、もしお子さんと新生活を始められたシンママさんも取捨選択は得意なんではないでしょうか。
「あー、こんなものにこだわって、アレを持ち出すのを忘れてた!アレだけは未練が残る!」なんて経験もあったのではないでしょうか。
もしくは「結局、物なんてなんだっていいのよ、特に変な思い出とかあるものなんて全部要らない」などと思ったり、思いつつ何故か反動で溜め込みが出てらっしゃる方なども居たり…でしょうか?
溜め込み衝動って精神的・物理的飢餓状態の反動?と思われる時がありますよね。

のっちの親は戦前生まれで、いわゆる捨てられない溜め込み人間です。
一人暮らしなのに使ってない部屋はどんどん荷物部屋になっていっていて、足を踏み入れることも難しいので、カーテンなどは廃屋のようにボロボロになっています。
年寄りなのでね、もう口出しはしません。
帰省した時にこっそりゴミだのめぼしい物だのを持ち出しています。
帰省ついでに片付けして、「ゴミまとめといたから次のゴミ出し日に出しておいてね」ではダメなんですよ、結局。
ゴミ袋を開けて、ゴミに出さず、また元の状態だったり、さらにひどくなったり…
「何かの時に使うかもしれない」なんてよくあるセリフですが、年寄りに今更そんな機会も気力もあるはずがありません。あるのは変な執着だけ(のはず)。死んだら整理するのは子供たちなのにね。
「生きてる間は好きにさせてくれ」と言われても、それと同じくらい、親が死んだ後に親の(所詮、自分じゃない人間の…)ゴミの片付けなんてやりたくないですよね。
今の年寄りの多くが過剰に物を持ってます。うーんざりです。

さて、先週だったかの夜にテレビの特番で終活特集をやってましたが、何故か我が家ではチビのっちが「今日はこれ!」と夢中で見ていました。何が面白かったのか不明です(笑)。
でもお互い話をするいい機会でした。
チビのっちの年齢がちょうど良かったのもありますね。もうちょっとおチビちゃんだと、人が死ぬとか葬式・お墓というものがピンとこないでしょうけれど、人はいつか死ぬし、死んだら葬式してお墓という問題があるということを分かってきている年齢になってくれてたので、話が早かったです。

もしのっちが死んだ時、どういう葬式にして欲しいとかの話できましたし、チビのっちが成人するまではのっちの兄弟に葬式・遺産等のことは頼んであることも伝えられましたし、お墓のことも…
のっちは実家の籍に戻っていないのもあって、実家の墓地に入るつもりも毛頭ないのですが、チビのっちの負担にもなりたくない。将来どこでどう生きていくか分からないチビのっちに母親の墓問題などを背負わせるのは不本意です。
でも日本の法律では骨や骨壷をどこにでも置いていいわけでもなければ、どこにお墓作ってもいいものでもないという話も出来ました。
ちなみにこの辺の骨壷ってデカいんですよねー。
全身の骨を少しずつ全部入れて(特に大腿骨は可能な限りそのまま…仏的理由でしょうか?)、頭蓋骨の頭頂骨で蓋をする感じで、とにかくデカい。東日本に比べて一回り二回り大きいはずです。さらに地域や家風によっては+ミニ骨壷付きという謎(笑)。のっちはそんなのは好みません。。。

「骨なんて拾わなくてもいいし、骨壷も小さーいのでいいからね」なんて話になって、「こんなのでいいから!」とちょうど良さそうなロウレイズティーのティーキャニスターを見せました。
のっちはこれで十分です。これなら、小さな仏壇スペースに置いておいてもOKって感じです。チビのっちが納骨したくなったらその時は好きにしてくれたらいいですしね。

ただ、以前にも書いたかもしれませんが、互助会…
年金追納が終わったら考えようかな…と時々頭をよぎります。
葬儀会社の互助会に入っておいて、ある程度プランや要望を決めておいたほうがチビのっちや葬式出してもらう兄弟のためかな…などと思います。
お花で飾って、祭壇なんて要らない。家族葬+親友一人でいい。ただ、家族とかが休んだりする控え室や仮眠室の完備されたところがいいかな…など。

時々暴力行為に及びますが(笑)、最近ちょっと希死念如が薄らいでいます。その分、噴火する時以外は喜怒哀楽の感情も…
なので、考えはするのですが、なんとなーく「先のこと」になっています。
でももしもの時のために、ある程度チビのっちと話をしておかないとね。
でもさすがにもうちょっと成長してくれないと「互助会」なんてまだ理解できなさそうです(笑)。

のっち