あなたは、保育関係者・教育関係者・医療従事者から面と向かって、
『あなたの愛が足りないから、あなたのお子さんは問題児なんです!』
と言われたことがありますか?
のっちはあります。
で、『じゃあ、どうしたらいいんですか?』と聞いたところ、アドバイスは何もありませんでした。
それ以降、のっちは保育関係者・教育関係者・医療従事者への不信感があります。

チビのっちは要サポート児です。
多くのお子さんのように、放ったらかしでもとりあえずスクスク育ってくれるというわけにはいきません。
でも今のところ、グレーゾーンです。
というのも、ダメな時とそうでない時の振れ幅が大きいので、良い状態だけを取れば『お母さんの心配のしすぎですよ~。どこも悪くありませんよ。問題なし』と判断されてしまうし、そうでない時の実状をよく理解してくれた人には、ちょっと注意とサポートが必要と認識してもらえます。
スクールカウンセラーの先生には『専門的機関で定期的・継続的な療育が必要』と言われましたが、出来てない状態です。

評判の良い小児精神科のクリニックにかかりましたが、今まであったことや、チビのっちの状態を詳細に書いた書類や、クリニックから渡された問診票にくまなく状態も書いて、本人もテストを受けましたが、集中力がなくて知能テストしか出来なかったにも関わらず、『どこも悪くない』と診断され…。
市の支援センターの方が学校での本人の観察に来てくれましたが、その日は調子の良い日だったせいで、『どこも問題なし』と。
結局、のっちがギブアップしてしまいました。
チビのっちはのっち以外の人間には決して心を開くことができないので、治療・療育・カウンセリングは何の効果も持たないし、チビのっち自身がそこへ行くことに強い拒否反応を持っている。
そんな子供のために、あっちへ行き、こっちへ行きなんてパワーはのっちには無く。。。
『無意味だ』と強く思ってしまったのでした。

とりあえず今、学校の方で、サポートを受けられているので、それだけでいいやと思っています。
でも学校側からサポートを受けられるところに辿り着くまでも長かったです。
約2年間を要しました。
チビのっちが、『もう学校に行きたくない。もう生きていても何もいいことないし、周りに迷惑かけるだけだから、死にたい』というところに追い詰められるまで、学校には重大さを分かってもらえませんでした。
その間、どれだけのトラブルがあったか数え切れませんし、お相手には悪いですが、思い出せません。
大きなところでは、保育園時代に担任の先生が責任を取って職を辞されたとか、小学校で、常識では有り得ないような暴力行為をチビのっちがふるった相手が理由も告げず転校して行ってしまった、とかでしょうか。
2年生終了間際の授業で作成した自分史みたいなのの最後にクラスメートの寄せ書きが貼ってあるのですが、目をふさぎたくなる様なコメントでいっぱいでした。見ると辛くなるのでチビのっちの気づかないところに封印しています。

こういう子供との日常生活は正直とても苦労します。
のっちの病気の原因の一つにチビのっちの子育てによるストレスがあるだろうね、と主治医にも言われています。『こんなお子さんや(元)ダンナさんじゃなかったら、のっちさんは、こんな状態になってなかったでしょうねぇ~』ってしみじみ言われても、それが現実だったので、のっちは壊れるしかなかった。
記憶を封印してしまうしかなかったのです。
もう、チビのっちとどう過ごしていたのか、どう子育てしていたのかも記憶が曖昧です。
そして産んだ記憶さえ失ってしまった。。。
妊娠中に手術するに至るまで苦しんだ痛みも漠然としています。。。

のっちには苦しんだ過去はもうありません。
ただ、チビのっちとの関係のベースがないのにいきなりこんな子を育てている苦労があります。
パニックになられるとお手上げです。
自分を守る為に距離を置くことしかできません。
『これも一種の虐待かな?ネグレクト(育児放棄)かな…?』と思いながらも、のっちまでパニックになったらどうしようもないし、結果チビのっちにまた悪影響を与えてしまうので、のっちは心を閉ざします。

きっと同じようなお子さんをお持ちのママさんも同じじゃないんでしょうか?
子供がパニックになってしまったら、しばらく距離を置く・本人がクールダウンするまで待つ・それからフォロー。
本人の特性によると思うのですが、たいてい『またこんなんになっちゃって、自分はダメな子なんだー』とダメダメの鎖に縛られたりしてたりするので、心をほぐしてやるようにしています。タイミングを間違うとまだパニックの中にいて、火に油を注ぐことになっちゃうので、そのタイミングも難しいです。

今週月曜の朝もチビのっちは朝から不機嫌で結局、自爆していました。
週末、自分の遊びに夢中になって、自宅でしておくべき習い事がちゃんと進んでいない・やらなきゃいけないことがたくさんある!ということに前夜気づいて前夜からちょっとおかしかったんです。きっとその日の朝、『おなかが痛い。ご飯食べれない』とか言い出したのは、その為。本当におなか痛かったのかもしれない。子供だって、あれこれテンパったらおなかも痛くなるでしょう。でもその感情の表し方が、ヘタなんです。
大人目線で言えば、前の日の夜、気づいた時点で取り掛かってれば良かったし、その為に目覚ましの時間早めて寝たのなら、グズグズせずに起きて、ちゃっちゃと取り掛かれば良かったのにってところなんですが、目覚めは悪いし、やる気は出ない。でもやらなきゃいけないことは本人にとってたっぷり。で、パニックに。
のっちから言わせれば、たいしたもんじゃないんだから毎日コツコツやってれば、後で自分の首を締めることにならなかったし、それに、別に家庭学習なんてやらなかったからって死ぬわけでも殺されるわけでもないんだから、大したことじゃないし、別に”ちゃんと”やらなきゃどうこうってもんじゃない。でも一回それで痛い目みたのなら、それからは自分で気をつける。そこは子供が親に当り散らせるもんじゃない。

でもチビのっちにはダメなんです。何かに夢中になってしまったら一直線。ペース配分ができない。悪く言えば、他のことが目にも耳にも入らない。流されてしまうと言うか、猛進?

ちゃんと二人で話し合いをして、1週間のスケジュールを時間単位で書いたものを作ったりもしましたよ。でも、何かに夢中になってしまったらそんなものは関係ありません。
チビのっち自身(だけ)の世界で、チビのっち時間で生きているんですから、のっちが何か言ったところで点火剤になるだけ。
それなら、今は放置対応で、自分の失敗体験を山積で経験させておいて、将来に活かしてもらうしかない。のっちが毎回フォローしてやってたのでは、10年後、20年後どうするって話になります。

とは言え、月曜の爆弾はなかなか威力があって、完全にのっちを内部爆破しました。
最近ちょっと調子が良かっただけにその反動でしょうね、むき出しの心臓握りしめられてる感じで、世界がまた白黒になってしまいました。
なのでしばらく書き込みをお休みさせていただいていたのでした。
こういう時は徐行・徐行です。
ちょっとだけこんな生活にも慣れてきました(笑)。

のっち