今日のあさイチご覧になられた方いらっしゃいますでしょうか?
『朝から仕事してるから、あの時間帯のTVなんてゆっくり見てられる訳ない!』『朝は戦場!』とお叱りを受けるかもしれませんね。
私も出勤時間の兼ね合いで、あの番組の途中で家を出るので、通常何時までやってるかすらよく分かっていないのですが、『女』に関する問題を結構取り扱っている番組で、気になる話題の時などは途中から録画しています。

新聞もTVガイドも購入していないのと、朝ゆっくりその日のTV番組をチェックしたりもしませんし、前日の夜にチェックしたりもしません。
我が家の娯楽はTVと言っても過言ではないのですが、あまりTVに躍起になることもなく…。チャンネルの主導権はチビのっちですしね(笑)。

さて、話を戻しますが、今日のメイン・トピックスが『サイレントプア 声なき女性の貧困』だったんです。色々なケースを取り上げられていて、私としては良いテーマだったと思いましたし、よい問題提議だったと思うんです。

でも番組冒頭が生計を一にするパートナーのいない女性に光を当てたトピックスだったので(まさに私たちシンママ家庭も含まれますね)、始まって当初の視聴者のコメント紹介で、いきなり『甘えだと思う。仕事をより選びしていて、収入が少ないと言っているだけで、甘い。私は夫の手取り収入が15万円以下で子供もいて、学童保育は利用料が高くて利用できないので、深夜のコンビニでアルバイトをして、ほとんど睡眠時間も無い状態です。甘いです。』とコメントされた女性がいたんですね。(FAX等で随時コメントを受け付けているのです)

ちょっとのっちはその女性の発言が悲しかったです。
母子家庭の女性で、大学生以下3人の子供を育てるために風俗でデリヘルして、多いときで月20万位稼いでいるけれども、生活に余裕はなく、社会的にも孤立していて困窮という女性が取り上げられた後でもあったので、番組の構成上タイミングが悪かっただけかもしれませんが(彼女が風俗で働く女性を見てコメントしたのか、見ずにコメントしたのかは不明なので…)、ワーキングプアは以前より社会問題として大きく取り上げられていて、彼女のような家計も典型的な現在の日本の貧困層の一部なことは多くの方が知っていて、色んな年代層での格差が問題になっていることも多くの方が知っているんですよね。でも、国や企業は、それらを増長させるようなことしかせず…その女性の怒り?不満?は本当はそこにあると思うんですよね。
でも『甘い』と言ってしまったことは、彼女自身や彼女の夫を『甘い』と言っているのと結果的に同じだと思うんです。
『でもあなたはダンナさんが厚生年金に加入していて、あなた自身は国民年金の第三号加入者じゃないの?あなたは他の人達の援助によって、国民年金を免除されているのよ!』と責められても仕方ないし、『じゃあ、職を選ばないで日中時給のイイ仕事でフルタイム馬車馬のように働いて保育料・学童保育料以上を稼げばいいじゃない?で、自分で社保(年金)加入してから発言したら!?』って突っ込まれてもしょうがない。。。ご自身で年金1号に加入されてたらすみませんm(__)m

蛇足ですが、のっちは国民年金の第三号というシステムに反対派なのです。
この制度はそもそも無ければいいと思っています。

番組の後半ではパートナーがいたり、さらに高齢の母の介護もされてる女性なども紹介されていたので、番組としてはとても平等でした。彼女も最後まで見ていればコメントも違っていたでしょうね。

別に彼女を責めてるわけではないんです。
本当ーーーーーに、今、貧困は日本の大問題だと思うんです。
国・地方自治体に何らかの援助を受けている人がすごく多くて、しかも急増中です。
で、行政が何をしているかというと、申請をしにくくする・審査を難しいものにする・認定区分を厳しくする。。。
結局、根本解決には至らないわけですよ。たらい回しなだけだし。
『福祉』事業が破綻しています。

ただ、援助を受けている・受けられている人間としては、受けられていることへの感謝は忘れていません。早く脱出して社会に還元できる人間でありたいと思いますし、貧乏家庭ながら、チャリティー精神は忘れたくないとは思います。
病気や貧乏に目が回りそうになっても、人として感謝の気持ちと謙虚さは失いたくないです。。。

この番組ではある支援機関やワーカーズ・コレクティブなども紹介されてましたので、悩める女性の良い情報の一つになるかもしれません。

のっち