とある生鮮食品、衣料、日用雑貨等コモディティを幅広く扱う準大手チェーンストアの現状を踏まえ、競合他社との比較や資料から定性的、定量的分析を元に経営戦略室の室長の立場で課題抽出を行い、問題解決のプレゼンをするという内容を実施しました。MBAスクールでもよく活用されているものです。
さて、マネジメントの父、ドラッガーは著書「マネネジメント」の中で、「この一時にひとつのテーマを集中的に勉強し習得したら次のテーマに移る」という事を推奨しています。理解でき、企画でき、伝達できなければ本当に取得したとは言えません。複数のテーマ(課題)を同時進行するとそれぞれがどうしても浅くなり、どれも中途半端になってしまいます。
課題そのものの「集中と選択」も必要なのです。
さて、ドラッガーはマネジメントは「人と組織を成長させる哲学」と説いています。我々のビジネスにおいてマネジメントは、「人、物、金、情報、時間、という経営資源を適切に且つ思うがままに扱い設定された数字と状態との2つの目標を達成すること」だと学んできました。
しかしドラッガーはマネジメントについてほぼ「人」にフォーカスしています。その7つの定義と目的があります。
1、人間に関わるもの。すぐれて人間的なものである。
2、人と人との関係に関わるもの。国や文化と深い関連を持つ。
3、組織のメンバーに仕事に共通する価値観と目標を持たせる役割がある。
4、組織とそこに所属するメンバーを成長させるもの。その為に教育、訓練を施す必要がある。
5、組織に所属するメンバー間の意思疎通、責任の確立等を促すもの。
6、数字だけにとどまらず、組織活動に関わる多様で総合的な評価基準を持つ
7、顧客満足、顧客創造という最大、最終の目的
これは、それぞれ「人」「組織」「成果」のマネジメントといえます。人に対する深い洞察力、広い知識、見識、教養がないと確かなマネジメントを行うのは不可能とあります。それは人間の心を扱う、人間の本質にも届く大いなる「人間学」であるとドラッガーは喝破しているからです。
