今回蘭州に来たのは5年ぶり。
子どもを持ってからは初めての訪中でした。
とにかく、やたらとおじいちゃん、おばあちゃんが子どもを連れて歩いているのです。
親戚や知人にも聞いてみたところ、
こちらでは主に祖父母が孫の面倒をみるとのことでした。
日本のように0歳や1歳から保育園に預けるということはありません。
私が日本で娘を1歳から保育園に入れていると言うと、こちらでは毎回すごく驚かれます。
知人は、
「日本の保育園は信用できるの?
こちらの保育園は信用できないから、そんな赤ちゃんの時から預けるなんてできない。」と。
親戚の子は去年3歳になり、幼稚園に通い始めました。
日本のように、母親が1年以上も育休を取るなんてこともありません。
3、4ヶ月もすれば職場復帰します。
そこで、やはり小さい子どもの世話は祖父母、ということになるようです。
公園で孫を遊ばせるおじいちゃんおばあちゃん。
男の子の股割れズボンが中国らしくてかわいい。
うちの義両親も他のお年寄りたちと同じように、孫の面倒を見たいんだろうなぁ、と思います。
特に義母は子どものお世話とか大好きだし。
夫には姉がいるのですが、姉夫婦には子どもがいません。
なので、うちの娘たちが義両親にとっては唯一の孫。
本当は近くにいてほしいんだろうなぁと、義母の言葉や態度からひしひしと伝わってきて、私も心苦しくなります。
そして、日本のワーキングマザーの大変さを見ている私としても、「子守りは祖父母がするのが当たり前」というこの状況はとても魅力的に感じました。
日本では祖父母が子どもの世話を手伝ってくれたとしても、所詮は「手伝う」という感じで、
やっぱり「子どもは親が育てるもの」という常識が基本にある気がします。
だから、私なんかも、日本の平均的なお母さんよりはかなりかなり祖父母に孫の世話してもらっているんだけれど、
やっぱりスタンスとしては、「子守してもらってありがとうございます。助かります。ごめんねー。」という感じで、
本来は私がすべきことを手伝ってもらっているという引け目を感じてしまう状態です。
日本のお母さんたちって、本当に大変そうで、すごく頑張ってて、毎日の生活を回していくのに必死で。
でも、蘭州で見た風景はなんだか皆んなのんびりしていて。
昼間はおじいちゃん、おばあちゃんがぷらーっと孫を連れて散歩してたり、孫連れ同士で公園や広場でおしゃべりしたり。
食事だっておばあちゃんが作っておいてくれるだろうし。
お母さん働いてても全然余裕だと思う。
(あくまで私のイメージで、それなりに大変さはきっとあると思うけれど)
日本では、
母親1人で小さい子どもを2人以上連れて歩いているとか、
何かの用事の時も子どもを連れて来ていたりとか、
子ども2人を自転車の前後に載せているとか、
もっとすごいのは、子ども2人を自転車前後に載せて、且つ一番下の子を抱っこ紐で抱っこしてるとか、
そういう場面を毎日見かけるけれど、
こっちではそんなの絶対ない。
お母さんそんなに頑張らない。
やっぱり日本はお母さん一人への負担が大き過ぎるなぁ。
こちらはそもそも「保活」「小1の壁」なんてものも存在しないでしょ。
(そのかわり日本にはない他の問題があったりはするのだろうけど)
なんだか日本とは別世界です。
日本でいろいろなことを必死に頑張って、張り詰めた状態でワーキングマザーをして、日々そんなことに悩んだりしていることがアホらしくなってしまうくらい。
でも、
祖父母が子どもの面倒見てくれるのっていいよね、と私が言うと、「そんなにいいものでもないよ」と何人かの中国人に言われました。
祖父母だと孫を甘やかし過ぎてしまって、全然自分のことを自分でできない子が多いそうです。
それと、やっぱり親が自分で育てたほうが子育てしている実感が持てる、
とか言う人もいました。
私は外国人だし、外から見ているだけなので、
実情をわかってない部分も多いんだろうな。
そして何を選択しても、良い面と悪い面は必ずあるだろうし。
でもやっぱり私には魅力的に映った祖父母による孫育てでした。
※中国でも場所や、個人の状況などで全然育児環境は違ってくると思うので私の話はご参考までに。




