続きです。



離婚その②は、夫の同僚。



夫婦共にフィリピン人で、夫の同僚はJは10代前半で家族と共にカナダに移民してきたカナディアン、そしてお嫁さんMは結婚を機にフィリピンからカナダに移民してきた。



そして、なんとMは、未婚の母でした←フィリピンではよくある話らしい…カトリックだから宗教的に避妊しないとやらなんとやら



それを知りながらもJはMとフィリピンで結婚して、配偶者としてスポンサーとなりMは晴れてカナダへ。が、親権の問題で当時3歳の娘はカナダに一緒に連れてくることはできず、自分の両親に預けてカナダへ。



彼女は日本が大好きで、私がまだ夫の彼女だったバンクーバーへ来て間もない頃、4人でダブルデートしたことが何回かありました。



初対面から彼女は私に娘のことをオープンに話していたので、当然Jも周りに(Mに連子がいることを)話しているもんだと思いきや、夫はそのことを全く知らず不安なので、Jの前では何も知らないフリをしていたらしい。



彼女が話すことといえば、自分の家族の自慢。母方のおじいちゃんが中華系フィリピン人で小さい町の町長らしい←結構どうでもいい



裕福層出身で、家にはお手伝いさんが多数いて、自分は完全にフィリピン人ではなく、中華系フィリピン人とのハーフってことで美白に気を使い、周りより垢抜けたアピール不安←これもすんごくどうでもいい



フィリピンでは元ナースをしていた。要は口を開けば全て自慢。



あれ?このお方、私が先進国である日本出身ということをお忘れかしら?と思いながら、いつも、へーーーすごいねーーー、そうなんだーーー、へーーー!を繰り返すのにも疲れ、誘いを断るようになる。



気付いたら私たち夫婦は子供ができ、家族を築いてるうちに、JとMカップルは旅行に行きまくり、外食しまくり、買い物しまくり(Instagramも自慢のオンパレード)で、自由気ままないい生活してんな〜、と思ってましたら。



そして、どこへ行くのも2人セット。仲良し夫婦♡と思いきや、単にMがJのことを信用してなくて、しかもやきもち焼きだから、常に一緒に行動、だったらしい。



仕事中も、ランチを食べる際に絶対Mが準備してくれた弁当の写真を撮って送っていたとか。。



Jは毎日のように、渋滞する時間帯に仕事終わりのMを迎えにバンクーバーまで車で走り。完全に尻に敷かれたJ。



なのに、なのに、それなのに…!



結婚して約10年、Mがようやく車の免許がとれ、自由が効くようになってから別行動が増え、ある日Mから、私たちお互い距離を置きましょう、とJは家から追い出され(従兄弟のうちに居候させてもらえたそう)、数ヶ月した後に、完璧に別れを切り出されたらしい。



それも、「私のことが好きな人がいるから」が理由だそう不安不安不安



Jは泣く泣く2人で借りていた家を解約し、2人の唯一の資産であった車はMに譲ったそう。



そしてここからが本題。「私のことが好きな人がいるから」と言ったM、Jと正式に別れた途端、新しい男と同棲を始めた模様。同僚仲間がモールでMが新しい男と手を繋いでいたとの情報も出回り、こりゃもうMの不倫確定じゃん…?というところまできた。



それなのに。MはJと別れておきながら、Jの配偶者としてスタンバイチケットを自由に使っていたらしい不安それが実は、Mの新彼氏と一緒の旅にも使われていたことが発覚し、JはMに告げずに登録を抹消したそう。



突然スタンバイチケットが使えなくなったMはたいそうご立腹だったそうで。お前どの面して?ですよもう。



出会った頃から、理由はともあれ、実の娘を両親に預けてカナダに来る時点で、ん?と何かが引っ掛かったけど、そもそもカナダに来られたのもJのお陰なのに、Jを捨て、噂によると10歳くらい年下の韓国人を捕まえたとか。



こんな薄情な女もいるんだなーーー、と。



10年という月日を棒に振ったJは、目に涙を光らせながら、もう40手前だけど、今から僕と一緒に家族を築いてくれる相手に出会えるかな…と呟いていたらしい。なんとも切ない。



そもそもMは、Jと出会ったときからJとの子供が欲しいなんて1ミリも思わなかったんだろうな。



望んだ妊娠ではなかったとはいえ、フィリピンで待つ娘さんが不憫で仕方ない。



2人に子供がいたらまた違う結末だったのだろうか?そればかりは想像の世界だが、最終的にJがMに利用されたのは確か。



Jだって、今からでも遅くない。彼の幸せを願ってやまない。Mにはそのうち天罰が降るでしょう。