プレゼントの感想を

何度も求めてきた山本さん


お互いにとってベターな答えを探した











と、その前に





私はすでに彼に

男性(パートナー候補)としての

魅力を感じていない





それは、プレゼントの内容で

彼をジャッジしたわけではなく





初回デートの段階で

周りにダメ出しをする彼に

軽い不快感を感じていた





なんとなく感じた

あの感情はおそらく

覆ることはない





それなのにまだ分からない、と

次に繋げようとした自分に呆れつつ





そんな私に期待している山本さんに

ほんの少しだけ罪悪感を感じていた





その罪悪感を感じたくないがために

彼の行動を攻めて誤魔化している

自分がいる、、、気もする


 

 






ややこしい言い回しをしたけど
そんな思いもあって
自分も彼も傷つかずにすむ
答えを探し求めていた




嘘はつきたくないけど…
そもそも、彼は
この記事で考察したような






素直に感想を言っても

割と「そうなんだね!」と

さらりと流せるタイプかも知れない








あれこれ考え続けて
現段階でベターだろうと思われる
返事をどうにか捻り出した




「ネットで見たら女性に
人気の香りみたいですね!
普段、職場にはなかなか
つけていきにくいので
またお休みの日につけてみますね。」




一般的なレビューを交えて
やんわり香水のことを褒めつつ
普段はつけないことを
遠回しに言ってみた









その返信に対する

山本さんの返事はなく

LINEは普通の会話に流れた





少し、察したのかしら?





しかし、この一件もあって

次、会うのがなんだか

億劫になってきたのだった





▶︎つづく