流星ワゴン

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久しぶりに読んだ本は重松 清の「流星ワゴン」

一気に読んでしまったーーー

私が苦手とするファンタジーの部類に入る作品なのに。



主人公のカズと父親であるチュウさんのやり取りが泣けてくるんですよ。

ある時から仲が悪くなってしまった親子が、どんどん距離が縮まっていく

様子がたまらなく泣けてきます。

いや、いっぱい泣いてしまったーーー橋本さん親子にも泣いたーーー

チュウさんの広島弁もいいんですよ。



カズと妻の美代子のやり取りは、はぁ~?!って思うことも多く

あまり感情移入はできなかったのが残念・・・

いや、あれは感情移入なんかできないし、私には到底理解できないことだから

仕方がないんだけど。



誰しも後悔もある楽しいだけじゃない人生だからこそ、

生きていることを実感できるんじゃないかな、と思いました。



この作品って映画化の噂があったらしいんですが、ぽしゃったのかな?

それはそれでよかったんじゃないかと思います。



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死んじゃってもいいかなあ、もう…。38歳・秋。

その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。

そして―自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、

人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか―?

(amazon.co.jpより引用)