「多様な価値観」を通してマナーを考えた先にあったもの | Your Progress人材育成講師・嶋尾かの子の「勇気のつけ方」レシピ集

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勇気づけの対人コミュニケーション研修・講座の講師、嶋尾かの子による勇気づけのレシピ♪




先日、多様な価値観、を垣間見る機会がありました。


それはスタバでのこと。


ビシッと趣味のいいスーツを着こなし、高級ブランドのビジネスバッグを持った若い男性が
広いテーブルでMacを開いて何やらされていたのです。


店内は少し肌寒いかな、と言う感じの温度だったためか冷え性なのか
スタバのブランケットを2枚椅子の上の座布団代わりに、
あと一枚をひざ掛けにして座っていらっしゃったのだけど、
通りかかった店員さんを呼び止め、寒い、といったようなお話をされていました。


わたしも少し肌寒かったので、それはそれで助かったんだけど、
ふと気づくと汗ばむほどに暑い。


閉め切られた店内だからか、息苦しいような感じ。


ちょっと暑すぎるなあ、と思ったところ、
彼が片付けを始め、
ご自身が飲んだマグカップとスイーツのおさらの上に
座布団代わりとひざ掛けにしていた毛布を無造作に山積みにして片付けずに帰ってしまったのです。


その残された食器と毛布を見て
何か、とっても嫌な気持ちと共に悲しくなりました。


ちょっとした怒りとともに。


「次にそこの席を使う人のこと考えないのかなあ」


そんな風に思っていると、
外国人の男性がやってきて、何事も無かったかのように残された食器と毛布をテーブルの中央にずらして座り、
PCを開いて何か始められたのです。


私は次の人のことを懸念してモヤモヤしてたのに
「次の人は何にも困ってなかった」
ということです。


「私にとっては心苦しいものでも、
ある人にとっては何とも思わない」
という視点の違いを、生活の中の(ノンフィクションの)一部として見させてもらいました。


これ程、視点の多様性を分かりやすく認識することは稀かも、
そう思うとこれを見せてもらえたことにも有難く感じます。


そして、私が心苦しいのを通して、何を大切にしているのかを再認識させてくれました。


何を大切にしているのかを再認識したら、
後はそれに沿って淡々と行動していく(*^^*)


人は大切に扱われると、周囲の人も大切にするようになっていきます。


片付けない男性に腹も立てたけど、
あんなに毛布使うくらいなら体調悪かったのかもしれないですしね(*^^*)


とはいえ、私自身は、心苦しくて嫌なので片付けはしますが(*^^*)


こうして多様な価値観を知った上で、
みんなが気持ちいい社会を作っていくにはどうしたらいいか、
それを考えていくのがマナーなのでしょう。


「良い・悪い」を一度横に置き、
どのように話し合えば心地よい社会が創っていけるか、考えていきたいですね(*^^*)