上下関係を作らない人間関係② | Your Progress人材育成講師・嶋尾かの子の「勇気のつけ方」レシピ集

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勇気づけの対人コミュニケーション研修・講座の講師、嶋尾かの子による勇気づけのレシピ♪




昨日は上下関係の「下の立場」から上下関係の悩みを解消する第一歩をお話ししました。



今日は「上の立場」から取り組めることをお話しします(*^^*)



上下関係でお悩みの方は「下」の立場の方が多いと思われがちですが、
仕事で様々な方々とお話しする中で
「上」の立場にいらっしゃる方が悩んでおられることも多いと気付かされます。



「どうしようもない部下」
の出口の見えない人材育成にお困りのご様子です。



どの部署に移動してもらっても、
部下は何もできない。


こういった声は結構たくさん聞きます。


仮に「何もできない」というところに陥っているとしたら、
(厳密な意味で「何もできない」ということはありません(*^^*))
それはその方の本当の能力が発揮できていない、
ということ。



きっと、「上の立場」の方も「下の立場」の方も本意でないと思うのです。



「上の立場」の方は、育てたい、もしくは育てなきゃいけない、との想いでご本人なりに頭を悩ませたこともおありでしょう。



逆に「下の立場」の方も、期待に応えたい、どうにかできるようになりたい、とご本人なりにご苦労なさったと思います。



こういった場合に一番効率の悪い考え方は、
「何でこうなったんだろう?」
と考えること。



これは犯人探しになってしまうので
対人関係の問題解決には不向きです。



◯◯の育て方が悪かったから、
△△が努力しなかったから、
と過去のことを責めたとしても、
それぞれがご本人なりに悩まれたことを考えれば本当の意味で誰も責めることはできないからです。



ただそこにあるのは、
それぞれが必死になって取り組んだ
(他者からはそう見えなくても、ご本人の中ではがんばっていらっしゃるんですよね(*^^*))
というチャレンジがあるだけなんです。


そう、失敗なんてない。


そして同時に、失敗というのはチャレンジの証でもあるのですね。



そして大切なことは、
「知らないことは悪いことではない」
ということ。



知らないのであれば、
これから知っていけばいいのです。



人材育成において
「知らないことは悪」
にしてしまうと、相手は萎縮してしまい、
その人が持つ本来の能力が発揮できず、
結果として育ちません。



ここまで書いたところでタイムアップになってしまいました。



続きはまた後ほど(*^_^*)