「強制終了しちゃう前にできることは何かな?」 | Your Progress人材育成講師・嶋尾かの子の「勇気のつけ方」レシピ集

Your Progress人材育成講師・嶋尾かの子の「勇気のつけ方」レシピ集

勇気づけの対人コミュニケーション研修・講座の講師、嶋尾かの子による勇気づけのレシピ♪



今日の午前中は、娘の卒園式の謝恩会の練習。

そのまま家に帰らずカフェで仕事しよう、
と思いランチがてらカフェでパソコンを開きましたが、
眠い。。やっぱり眠い!

ということで、思い切って家へ戻り、
娘の幼稚園のお迎えまでお昼寝♡

昔の私だったら、
仕事を選ばないことに罪悪感を感じていました。

このくらい大丈夫!動けるやろ!と。

だけど、「ある出来事」を通して、
今はその罪悪感は選ばないようになりました。

------------------------

{035C93CA-4D6C-4B42-8AC7-932DFD20A111:01}



3月のこの時期になると昨年の息子の卒園式前を思い出します。

昨年の今頃は、謝恩会の余興のコーラスとウクレレを掛け持ちし、
その練習や自分の仕事をこなしながら、卒園式のための服を用意したり。

子どもたちは幼稚園なので
彼らが幼稚園に行っている間に、
自分の仕事、余興の練習、ある程度の家事、自分のやりたいことを詰め込みます。

「あぁ、どう考えてもこれのための時間が捻出できない!」

あの頃は、精一杯でした。

「もう少しで卒園、卒園式が終わればゆっくりできる」

いつもそう自分に言い聞かせては、
時間をいつも探す日々。

そして卒園式の2日前、
それは突然やってきたのです。

夜中に眼が覚めるほどの背中の痛み。

その痛みは次第に下腹にまで広がっていきました。

背中がつったのかな、と思い我慢して布団の中に入っていましたが
一向に良くならない。

ついにはトイレに駆け込み嘔吐、
これ以上もう何も出ないというまで吐き、
どんどん身体が渇いていくのを感じました。

心配してくれるだんなさまの横で
「朝になれば病院に行くから大丈夫」
とうなりながら朝を待ちました。

朝になって近所の内科に行くと、
「ここでは診れないから、至急大きな病院へ」
と救急車で運ばれることに。

救急外来でCTを撮る前に聞かされた初めの診断は、盲腸。

「至急手術が必要です。残念だけど子どもさんの卒園式は諦めてね」

もうね~、痛みと悲しみで泣いて泣いて泣きまくりました。

「初めての子どもの卒園式にも出られないなんて。
ママが行けないなんて、あの子がかわいそう。。
何て言えばいいの~。・゜・(ノД`)・゜・。」

その後、CT室が空いたとのことで、急いでCTを撮った結果、
外科の先生は、どうも盲腸じゃないみたいだね、
こんな画像、見たことない、と。

急いで婦人科の先生に診てもらったところ、
卵巣が8cmにまで腫れ上がっていることが痛みの原因だと判明しました。

普段はうずらの卵くらいの大きさの卵巣が、
何倍もの大きさになったことで、
吐いてしまうほどの激痛がでていた、とのこと。

そこから絶対安静の入院となりました。

だんなさまと子どもたちが帰った後、
一人でベッドに横たわりながら、また涙が出てきました。

「どうしてこんな大切な時に限って、こんなことになるの。。」

ひとしきり泣いた後で、
ふと、心のどこかにホッとしている自分に気づきました。

最初は何でホッとしているのか全く分からなかったのです。

だって、愛する息子の卒園式に出られないんだもの、
これ以上辛いことはない!と泣いている私は思ってたのです。

「どうして安心しているの?」
自分に問いかけてみる。

そこから見えてきたものは、
「やっと、全てから解放されて昼間から「合法的に」(笑)
ベッドで眠ることができる」
という思い。

ああ。

わたし、休みたい、と思いながら
身体に鞭打って限界まで突っ走ってたんやな。

自分が休むことを許してくれないから、
身体が「入院」という形で強制終了をかけたんやな。

そう。

このくらいがんばれる!と思って
自分で自分を追い詰めるほどのセルフパワハラ(笑)。

ここでようやく、
自分に対するパワハラに気付いたわたしでした。

この経験は私にとって、とても大切なことを教えてくれたのです。

それからというもの、
焦っているときや、イライラしているとき、
疲れたな~って思い始めたら
自分自身に休んでいいよ、お昼寝していいよって
休むことにOKを出してあげています。

強制終了になる前に!(笑)

自分のメンテナンス、大切ですね♡