医学部受験に関する人気YouTubeチャンネルで、
東大理3卒医師と語る「医学部志望こそ浪人せずに受かったところに行け!」
というタイトルのYouTubeがありました。
このYouTubeでは、2人の方が医学部受験について語っているのですが、1人は
タイトルにあるように、東大理3出身の方です。
もう1人は東大の大学院を中退して千葉大学の医学部に入った方です。
この2人が「医学部は浪人せずに受かったところに行け」と話している
動画です。
理由として、医師を取り巻く制度が変わるかもしれない。また、浪人すると
生涯年収が減ってしまう。だから、「浪人しないで受かった医学部に行け」と
いうわけです。
気になったのは、このYouTubeの中で「大学のレベル」と言う言葉を
使っていることです。
「1年浪人してレベルの高い大学に行くより、受かった大学に行け」というような
話をしていました。
その人が言う、「大学のレベル」とか「レベルの高い大学」とは、
どういう意味か、断定的には言えませんが聞いていて気持ちのいい言葉では
ありません。
恐らく、この2人は医学部受験をするとき、「偏差値の低い大学」は
考えもしなかったんだろうと思います。
東京医科歯科大学、現在の東京科学大学の先生と2人で食事をする機会が
あったのですが、その時に医科歯科の先生は「うちの学生は研究者としては
良いんだけど臨床医としてはねぇ」と言っていたのを思い出しました。
医学部を目指す受験生の中には「医学部ならどこでもいい」という
受験生は少なくないでしょう。
医師になって世の中に貢献することが目的ですから、医学部進学のその先を
考えています。
どの大学を卒業しようと医師免許を取得することが出来れば「医師」として
医療を行うことが出来ますので、「とにかくどこであれ医学部に進学することが
何より大切なこと」と考える受験生は多いでしょう。
特に私立医学部を受験する人達の多くは「医学部に進学することが最優先。
行きたい大学はあるが、どこであれ医学部に進学出来れば十分に満足」という
考えの受験生が多いと思います。
この動画の2人は、そういった受験生の気持ちは分からないかもしれないな、と感じます。
「医学部合格は当たり前。問題は、どの大学に進学するか」という学力最上位の
受験生しか相手にしていない予備校があってもいいとは思います。
そういった受験生のニーズに応えることも必要でしょう。
一方で「医学部ならどこでも。とにかく、どこかの医学部に進学したい」と
いう受験生を支える予備校も必要だと思います。