桜の中で・・・
先週の記事に対して、あたたかいコメントをいただき、本当にありがとうございました。
なかなか自分に近い人には言えなかったりする思いを記事にすることで心の整理を測ろうと思ったのですが、反対に皆さんに励ましてもらって・・・本当に嬉しかったです。自分の毎日のことをつらつらとそれも気が向いた時だけ書くような日記なのに、読んで下さっている人がいてそれだけでも嬉しいのに、さらにコメントまで下さって・・・。ブログやってて本当によかった。。って思いました。
本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
体調は、毎日かかさず薬を飲んでいるからか落ち着いています。このまま何事もなく治っちゃわないかな~なんて思ってます。あまり考えず、今は準備を楽しみますね。
あれから、ばたばたといろんな事がありました。少しずつ記事にしていきますので、よかったらお付き合い下さい。
さくら、もうほとんど葉桜になっていますねー。今年はお花見もしないまま終わってしまいました。
でも、今年は大好きな桜のなかでの出来事があります。あの見事な桜の中での撮影はきっと一生忘れないだろうなぁ。。そうです!ロケーション撮影をしてきたのです。
先々週の金曜日、待ちにまった和装のロケーション撮影をしてきました。この週前半は雨・雨・雨でお天気も心配だったのですが、当日は快晴ー!桜の季節はどうしても雨が降りやすいので、この日ともう一日予備日を押さえていたのですが、前日から少し暖かくなり、桜も満開で本当に素晴らしい撮影日和となりました。(先週は雨つづきだったので、今思うとこの日は奇跡的・・・)今回の記事は少し長くなるかもです。いえ、長くなります。。もしよろしければ、お付き合い下さいね。
挙式当日は、ドレスで教会式をする予定なのですが、白無垢姿を残しておきたくて前撮りをリサーチし始めたのが半年前、フォトスタジオがしている撮影は衣装が選べず、会場でやるとなるととてもお高い。。。ロケーションでやるなら、京都でやりたい。。。そしてやっと探し出したのは京都の衣装屋さんがされている撮影だったのです。12月に直接お話とお衣装を見せていただくためにお店に行きました。担当して下さった方は、とても素敵な女性で、白無垢の衣装もたくさん見せていただくことができました。どうして京都での撮影にこだわったかというと、数少ない(お出かけの)彼との思い出がたくさんあることと京都でとるならぜひ大好きなお姉ちゃんの料亭で撮りたかったからなのです。
撮影の日を決める時、もし出来るなら桜の中で撮りたいことを伝えると、せっかくなので桜の季節にぜひ撮りましょう!と担当さんも言って下さり、4月7日と10日を押さえてくださいました。これなら少し開花が遅くても日をずらせますし。。って、とても嬉しい心遣いでした。
彼とお付き合いするきっかけとなったのが、数人で行った紅葉狩りでした。その日は曇り、途中から雨が降ってきて、傘を持っていたかった私とあいあい傘(あいあい傘って・・)をすることに。当然2人で話をすることになり、彼の人となりを知るきっかけになったのです(きゃー恥ずかしい・・・)何年か前に彼が京都に住んでいたこともあってか、その後も少し時間ができると京都へ食事へいったり、比叡山まで遠出したり、お寺さんをまわったり。。思い出のある地なのです。書いてると懐かしいなぁ。。。
衣装屋さんが用意して下さっているロケーションの場所も素敵だったのですが(桜の名所・・平野神社さんでした)せっかくなら彼と行った上賀茂さんで。。と伝えると、じゃあお願いしてみますねとのお返事。それからもう一つの撮影場所は西陣の町屋での撮影だったのですが、それをお姉ちゃんの料亭でやりたい事を伝えると、そんな場所で撮影できるなんてこちらこそ嬉しいですと言って下さり、これもすんなり了解を得ることができたのです。
朝、6時に起きて京都へ向かいました。私のお支度の時間は9時半、彼は11時なので一足先に向かいます。そしてお支度、かつらをかぶるのは初めての体験。一番心配していたのが、これ。。鬘がきちんとおさまるように、かつ次に着る引き振袖の洋髪を考えながらまとめていきます。途中で、母と妹、甥っ子ちゃんが到着。そうしていると彼も到着。鬘はまるで誂えたかのようにすぽっと私の頭におさまりました。すごいわー先生。。そして2時間半後、白無垢姿の私ができあがりました。鬘似合ってるんだかよくわからなかったけど。。(彼はう~ん、となんとも言えないコメントしてた)
わーーすごく恥ずかしいーーー!すみません、皆様。。。着付けられている内、真摯な気持ちになって、白無垢でお嫁入りするのもよかったなーなんてしみじみ思いました。お家でお支度してっていうのは、私の夢だったのですが(となりの家のお姉さんが家からお嫁入りをしたのを見て自分もそうしたいなーなんて思っていたのです)、いかんせん私の家から会場までかなりの距離で断念しました。
そうしている間に彼も着付けされて(あっという間でした。和装も洋装も男性は早い!)、そしてスタジオで写真をとって、そこから西陣の町屋の通りへ向かいます。衣装屋さんからは歩いて5分もかからないのですが、私達は車で。到着すると、カメラマンさんがすでにきていました。ここでは通りですこし撮影をして、そこから上賀茂さんへ向かいます。
一緒についてきて下さったスタッフさんの多さにびっくりです。ヘアメイクさん・カメラマンさん・運転手さんに衣装屋さんも2人ついてきて下さって、それに母と妹と甥っ子ちゃんで、ぞろぞろと境内を歩きます。そりゃあ目立つよね・・・。お天気がいいのと桜の時期もあって平日なのに、けっこうたくさんの人がいらっしゃいました。みなさん、出会うと口々に「あめでとうございます」と言って下さって、嬉しかったです。彼は「見せ物だね・・・」と言ってましたが。。。
上賀茂さんは朱塗りのお社がとても素敵な神社です。京都にいたら、きっとここで式を挙げていたと思います。この日もご婚礼の方がいらっしゃったそうです。思い出のこの神社でこんな風に白無垢を着て一緒にいるなんて、その時は想像もしなかったけど本当に嬉しかった。。
上賀茂さんはあまり桜の名所ではないのだけど、ひとつ大きな御所桜という桜があります。その写真がないのが残念ですが、この日その御所桜は満開で、私達を御祝いしてくれているかのようでした。桜好きの私が大喜びしたのは言うまでもありません(笑)
その桜を名残り惜しみながら、今度はお姉ちゃんの料亭へ向かいます。。。つづく