ご質問回答の続きです。
2つの筋肉が瞳孔の大きさを調整していることはお話しました。
この筋肉を頑張らせている(収縮させている)のが神経というヤーツです。
この神経というヤーツが少し複雑で、話したいことは山のようにありますが、この話はまた後ほど…
そして、その神経というやつらの親玉が皆さんご存知の『脳』です。
そしてこの脳の働きを鈍らせるのが、ケタミンなどに代表される、「麻酔薬」というものなのです。
そして、この麻酔薬と瞳孔の大きさの関係をお話する前に、もう少し予備知識が必要です。(長くてごめんなさい…)
予備知識1
脳の根本はイケイケな状態(筋肉を神経を介してバンバン収縮させている)であり、脳が正常なときはこのイケイケを脳自身が適度に押さえ込んでいて良い感じで筋肉を活動させている。
予備知識2
麻酔には以下の4段階あり、1→4へと麻酔の効きが深くなっている。(それぞれの段階で脳のどこが、どれだけ機能停止しているかが異なります!)
1導入期
2発揚期
3麻酔期
4中毒期
つまり、導入から高揚期では脳が部分的に抑制されていて、動物は一見すると眠っている様に見えるのですが、脳は普段抑制していたものが抑制されてしまうのである部分の筋肉の活動はイケイケになってしまうのです。←ここがなかなか難しいですね…
本当はすごくやんちゃな男の子がいて、普段はこわーいい先生がいるのでおとなしくいい子にしているんだけど、そのこわーい先生が寝てるときにはめっちゃ悪さをする的な感じです・・・例え微妙・・・
瞳孔に関して言うと、「瞳孔散大筋」がこのイケイケになってしまう筋肉なんですねー。
簡単に書くと、
麻酔が部分的にかかると、脳の普段の抑制が解けて、
結果、、、脳が興奮状態になる→神経が興奮→瞳孔散大筋が縮む→瞳孔が広がる
という形になるのです。
興奮してる猫さんの目ってまん丸ですよね!!??これは脳が興奮しているからなんですね~~!!
しかし、言いたいことって文章にすると難しいですねー…
本当はすごく明快で面白いところなんですけどな・・・
もっと伝えたいのですがなかなか…ごめんなさい・・・
次回でご質問回答が完結しますよ~~!!もう少しお付き合いを!!
VetWork代表 獣医師 大川拓洋