ジャスミンティーと青りんご

ジャスミンティーと青りんご

2000年生まれの中学生が、70年代フォークについて語ります。

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■THE ALFEE

さて、今回のテーマは「THE ALFEE」。もう三回目になります。ええ加減にせえって感じですが。今回は、僕が市内の某中学校にて発表した自由研究のつづきを、ご紹介したいと思います。普段「ジャスミンティーと青りんご」では詩の内容について解説することが多いですが、今回は作曲法について解説します。作曲については全くの素人ですので的外れな記述があるかもしれませんが、温かく見守ってください。自由研究のレジュメをお持ちの方は、「高見沢俊彦の作曲法」の項をご覧ください。もちろん、レジュメをお持ちでなくても楽しんでいただける内容となっております。

一曲目は、「明日なき暴走の果てに」。シングル「無言劇」のB面で、3rdアルバム「讃集詩」のA面4曲目(多分)に収録されている曲で、ファンの中ではかなり有名な曲です。この曲のポイントはといいますと、サビの最後の音程です。Eで終わればきちんとすっきりと終わるのに、なぜかB♭で終わっています。そのため、Eで終わっている高見沢パートが主旋律との見方もありますが、この曲の主旋律はずっと坂崎さんです。あえてB♭で終わることによって、「未だゴールは見えず」という歌詞に象徴される「未完成感」を醸し出しています。ちなみに、「未だゴールは見えず」を「今田耕司はドS」って替え歌にすると面白いです。

二曲目は、「愛の鼓動」。上の動画の二曲目です。(0:27~)どうしてもフルバージョンはyoutubeでは見つかりませんでしたが、ニコニコ動画にふたつありましたので、貼っておきます。

(3:51~)

(4:54~)

B面も、ついでに貼っておく。
さて、この曲のポイントは、やはりサビ。なにやら不思議な感じがします。新世紀レンズマンをご覧になった方で、心惹かれた方も多いのでは?今回は、その不思議な雰囲気を出す方法を考えました。
まず一つ目は、リズム。メロディが裏打ちになっていますね。楽譜を見るとわかりやすいので、一応貼っておきます。
二つ目は、メロディ。一語ごとに音程が下がっています。これも、楽譜を見るとわかりやすいですね。
そして、三つ目がハーモニー。ところどころ不協和音が使われています。不協和音は、「汚い」「美しくない」などといったイメージがありますが、実際はきれいな雰囲気を醸し出せることもあります。たとえば、セブンスコード。これも、実はよく聴くと不協和音です。ただ今回は声部におけるハーモニーの話をしているので、セブンスコードなどのように美しく響かせることは容易ではありませんが、この曲では不協和音が効果的に生かされていて、かっこいい仕上がりになっています。
さて、これら三点を踏まえて、本当に原曲の雰囲気が出せるのか、アカペラバージョンをフリーソフトで作ってみました。MIDIなので環境によっては感じ方が変わるかもしれませんが、参考程度ということで、ご容赦ください。
愛の鼓動 アカペラバージョン(サビのみ)
うん、まあまあ感じは出てたかな??ただ、原曲の、サビの所で「うお!!」ってなるこの絶妙な感覚までは再現できませんでした。これは、アコギの音が絡んでいると考えられます。「ハードロックでも坂崎さんは必要だ!」ということが分かった一曲だったかなと思います。



最後の曲は、「Rockdom-風に吹かれて-」。アルフィーを語るうえで、決して欠かすことのできない一曲だと思います。東京ベイエリアの映像とどちらを選ぶか迷いましたが、MC付きということで今回はこっちを選んでみました。さて、レジュメにも書きましたが、この曲のポイントは「中島みゆきの『時代』に似てる!?」です。「俺たちの~」の所が、歌詞とメロディが似ています。

※パクリ疑惑とか、そんなことは絶対に言いません。この曲は名曲だということを僕はよく知っていますし、僕自身、この曲に勇気づけられたTHE ALFEEの大ファンの一人です。もし、この記事が名曲を傷つけるものだと思われる方が一人でもいらっしゃるようでしたら、この記事は即削除します。なので、誤解だけはしないでください。宜しくお願いします。

これに関して言えることなんですが、人間の感覚からして、同じ感覚を味わおうと思ったら同じようなメロディが生まれるのは当然、ということです。なので、そこから逆算して、名曲からコード進行を取ってみるというのも、作曲法の一つとして言えるのではないかなと思います。

くどいようですが、THE ALFEE「Rockdom-風に吹かれて-」と中島みゆき「時代」は全く別の曲です。どちらも甲乙つけがたい名曲であり、それらを比較することは二組のアーティストに失礼であると考えています。誤解を招く表現がないよう十分気を配ってはいますが、万一前文を読んで誤解を招く表現が含まれていると判断した読者様が一人でもいらっしゃれば、この記事は即削除します。誤解はしないでください。宜しくお願いします。

というわけで、このホームページ「ジャスミンティーと青りんご」は、これからも様々な名曲をご紹介します。所詮浅学菲才な中学生の戯言ですので、軽い気持ちでお読みいただければ、幸いです。ただ、ご紹介する曲は、全て素晴らしい曲です。正座して聞けとは言いませんが、「こんな歌があるんだな」と、心をクリーンにして聴いてください。音楽は、人の心を豊かにします。いつかどこかで思い出して、ふと懐かしんでいただければ、僕としても何よりです。あなたの心に残る曲を、一曲でも多くお届けできますように。