映画を見ました。「最強のふたり」という映画です。



パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった富豪の男と、介護役として男に雇われた刑務所を出たばかりの黒人青年の交流を、笑いと涙を交えて描く実話がもとのドラマ。まったく共通点のない2人は衝突しあいながらも、やがて互いを受け入れ、友情を育んでいく。2011年・第24回東京国際映画祭で東京サクラグランプリ(最優秀作品賞)と最優秀男優賞をダブル受賞した。



というのが映画の情報です。ええ、コピペです。なんかこれ読むと感動する系の映画な気がしますが、どちらかといえばコメディタッチだと思います。笑えました。そして社会福祉の勉強をしている身としては色々考える映画でした。



以下、ネタバレを含む感想。









これはマニュアル通りの介護ではなくて、人と人の交流が介護には大切なんだと思いました。いくつか印象的なところを挙げてみると、黒人青年が富豪の男を車に初めて乗せるときのシーン。車椅子対応の車にトランク側から乗せなきゃなんですが、そこで「俺は人を物みたいに(馬みたいにだったかも)扱うのは絶対にお断りだ」みたいなことを言うんですよ。確かに言われてみればそうかもと思いました。「そういう作りの車だから」と無意識に納得してましたが、扱い自体は物扱いですよね。トランクは人の入り口ではない。そこで黒人青年は隣にあった車(バリバリのスポーツカー)を指してそっちの助手席に乗せました。そして賭けをしながらスピード出しまくってたらパトカーに追われることに。逃げ切れるほうにいくらみたいにそこでも賭けをしてましたが、結局捕まってしまいます。そこで2人は一芝居うつことに。それは富豪の男が発作のマネをしてやり過ごすという芝居。「遊びで飛ばしてたわけじゃないんだ!見ろ!発作を起こしてる!あと5分もすれば死んでしまうんだぞ!死んだらお前が遺族には説明しろよ!どうしたらいいかゆっくり考えてろ!」というものでした。そして結局パトカーに先導してもらうことになり、大成功。「音楽で祝おう」といってノリのいい音楽(有名なやつ)をかけて笑顔でパトカーに先導をしてもらってました。


他には、夜に発作が起きて(これは本当。正確には幻想痛。麻痺で痛みを感じないはずの部分が痛くなること)、黒人青年が落ち着かせるために深夜の町へ車椅子を押して散歩に行く場面。これが落ち着くんだ、という風に富豪の男にタバコを吸わせました。富豪の男は初めてタバコを吸いました。それからよくタバコを吸うようになりました。黒人青年が吸って、富豪の男に吸わせて・・・みたいな感じで。


しかし、ずっと黒人青年はそこで働くことは出来ませんでした。家庭の事情で去ることになり、後任の介護する人がまさにマニュアル人間でした。タバコが吸いたいと言っても頭ごなしにダメだと言われ吸わせてもらえなかったり、とにかく富豪の男が望んでいる生活は出来なくなりました。それから富豪の男は調子が悪くなってしまいました。そこで、黒人青年に連絡が行き、急遽様子を見ることに。そこからまた笑顔が戻っていきました。



あれ?これ感想じゃなくね?



「最近君の側にいる男は何なんだ?あいつは凶悪犯ではないが前科があり半年服役していた。ああいう輩は容赦がない。早く対処するべきなんじゃないか」

「私は彼の過去には興味がない。ただ、私に同情をしない。容赦のない扱いがいいんだ」



というやり取りがありました。同情をするんじゃなくて、同じ人と人の付き合い。その当たり前の心の交流が大切なんだ。障がいがあるとかないとかではないんだと思います。




とにかく面白い映画でした。笑いが起こる場面も多かったです。