前にも、書きましたが
江東区の長期計画における評価指標
を決める委員の仕事をしています。

区の行政における指標が100以上もあり、
正直、効果のある指標かわかりませんが、
区の職員の人は想像以上に真剣に取り組み
をしています。

それは、彼らの業績に繋がってくるので、
真剣なのでしょうが、それ以上に、区の
サービスを高めるためにどうしようという思い
が込められています。

その一つの指標に、

『区の職員に対する苦情の数』

といったものがあります。
ひと昔前では、考えられなかった指標なのでは
ないでしょうか?

指標の内容は、正直100点は付けれれませんが、
それを決するプロセスに時間をかけているのは
評価すべき事項だと思います

また、数値指標だけでなく、文章として施策内容
も併記しているのは良いと思います。


さて、企業のKPIを翻って考えてみましょう。

行政に比べ、企業活動の評価は、売上や収益
投資対効果など分かりやす指標であると思います
それがゆえに、あまり、KPIを決するに当たり
時間を費やす事が少ないのではないでしょうか

また、KPI見直しのプロセスをあまりしていない会社が
あり、外部環境の変化に即したベクトルを常に目指していない
ように思われます。すると数字が独り歩きしがちです。

KPIはそれを達する事が目的ですが、KPIを決めるプロセスで
その企業における内部環境や外部環境の現状や将来予測
を社内でシェアしながら、社内の共通のベクトルを形成して
行くことが重要だと思います。

その為、陥りやすいのは、一般的なKPI”のみ”を取り入れてしまうことです。
どことは言いませんが、このパッケージを入れたら何百ものKPIが
チェックできますという謳い文句を良く見ます。

確かに、KPIを決しても、それをシステム的に取得するのに
難儀するケースが多くあります。
そういった意味では、システム的なアドバンテージがあります。

ただ、それがゆえに、KPIを決するプロセスをないがしろにしたり
何も考えず使ったりするのは如何なものかと思います。

KPIのテンプレートは、あくまでもKPIを決する際の参考材料
として利用するべきです。

また、それを見直すことのできる会社としなければ、
外部環境の変化に応じた企業にならないでしょう。